茨城県には、多くのライダーが集まる名道と呼ばれるスポットが多数存在します。ワインディングが楽しめる峠道や初心者でも安心な快走ルートなどがあり、ツーリングに最適なエリアです。
今回は、茨城県内にあるツーリングで一度は行ってみたい名道を5つご紹介します。今後のツーリングコースの参考にしてみてください。
アップルライン
国道349号線から入り、久慈川を渡り、県道32号線へ抜ける「アップルライン」は、優しいワインディングとなっており、初心者の方でも楽しめるツーリングコースです。
田舎道ではありますが、しっかりと路面が舗装されており、快走路としてマスツーリングなどで多く利用されています。自然の中を走る2車線道路のため、ゆったりとツーリングを楽しみたい方にもおすすめです。
比較的アップダウンの少ない道路となっていますが、勾配10%を超える区間があるので、事前に確認してから安全に留意して走行しましょう。
付近の休憩・観光スポットとして、「袋田の滝」があります。日本三名瀑の一つでもある「袋田の滝」は、茨城のツーリングスポットとしても有名です。付近には無料駐車場もあるので、利用しやすくなっています。
広い駐車場が良い場合は、「アップルライン」から近い「道の駅 奥久慈だいご」がおすすめです。温泉に入れる道の駅として人気が高く、ツーリング疲れをリフレッシュするのに最適な休憩スポットとなっています。
フルーツライン
常磐自動車道「土浦北IC」を降りて、国道125号線から入る「フルーツライン」です。「フルーツライン」は土浦市~笠間市を結ぶ広域農道であり、長く走りやすい直線道路なので、初心者の方でも楽しめます。
交通量が少なく走りやすいですが、広域農道なので、農耕車両を優先することを忘れずに走行しましょう。
付近の休憩・観光スポットなら「道の駅かさま」がおすすめです。「道の駅かさま」は、茨城県のなかでも代表的な栗の産地である笠間市にあり、ツーリングコースから近い場所にあることから、多くのライダーでにぎわっています。
ビーフライン
フルーツラインを抜けたあとは、林間部を走る「ビーフライン」で土浦方面へ戻るのもおすすめです。「ビーフライン」の入口は、国道50号線から入ったところにあり、県道112号線へと抜けます。
また、きれいに舗装された2車線の長い直線道路となっており、快走ルートとしても知られています。ワインディングは少ないものの、豪快なアップダウンがありますので、注意して走行しましょう。
土浦方面から「フルーツライン」を走り、国道50号線から「ビーフライン」を走って戻るルートが、多くのライダーにツーリングコースとして選ばれています。
付近の休憩・観光スポットとして、「物産センター山桜」がおすすめです。ビーフライン付近で利用しやすい休憩スポットとして、多くのライダーが集まっています。
「物産センター山桜」では、地元で採れたお米や野菜を販売しており、地元食材をふんだんに使ったグルメも楽しめるので、ぜひ利用してみてください。
グリーンふるさとライン
「フルーツライン」「ビーフライン」からそのまま走行するライダーも多い「グリーンふるさとライン」です。「グリーンふるさとライン」は、県道153号線から国道461号線へと走っており、全長71㎞の走り応えのあるワインディングルートとなっています。
入口付近は、整備された2車線道路を走りますが、途中から1.5車線が続くため注意が必要です。道中にはタイトターンやヘアピンカーブがありますが、全体的に幅が広めの道路となっているので、初心者ライダーを脱出したい方におすすめします。
付近の休憩・観光スポットとして、「小山ダム」「水沼ダム」がおすすめです。特に、「小山ダム」は茨城県内最大のダムとして有名であり、「グリーンふるさとライン」から立ち寄りやすい場所にあることから、多くのライダーが集まっています。
もう少し観光したいのであれば、紅葉の名所としても知られる「花貫渓谷」、高さ日本一のバンジージャンプが体験できる「竜神大吊橋」、絶景スポットとして人気のある「三王山自然公園」などがおすすめです。
筑波スカイライン
「筑波スカイライン」は、「筑波パープルライン」と呼ばれる道路の内、県道42号線部分を指します。適度なワインディングとアップダウンが楽しめるルートとなっており、「フルーツライン」から続けて走行しやすいのも魅力です。
「筑波スカイライン」のワインディングやアップダウン自体は、初心者の方でも問題ありませんが、悪路となっている箇所も存在しますので十分注意しましょう。
県道42号線の西側は、19時~8時まで二輪車通行禁止となっています。さらに、「筑波スカイライン」から続く「表筑波スカイライン」も二輪車通行禁止となっていますので、事前に地図などで確認しておくことをおすすめします。
「筑波スカイライン」でツーリングするなら、「筑波山神社」を訪れてみるのはいかがでしょうか。「筑波ケーブルカー」を利用することで、筑波山の山頂まで登れるようになっており、自然豊かな景色が迎えてくれます。
休憩スポットとしては、「筑波スカイライン」の途中にある「筑波スカイライン駐車場」がおすすめです。「筑波スカイライン」のちょうど中間地点付近にあり、多くのライダーが集まっていますので、交流がてらに立ち寄ってみるのはいかがでしょうか。
まとめ
茨城県内でライダーなら一度は行ってみたい名道やツーリングスポットをご紹介しました。茨城県は、関東のなかでもツーリングコースが豊富なことで有名です。週末などには観光客と合わせて、多くのライダーでにぎわっています。ツーリングだけでなく、ライダー同士の交流を楽しめるのも魅力の一つです。
ほとんどのツーリングコースは、初心者の方でも走行しやすいきれいな道路となっていますが、一部では悪路な区間やアップダウンが激しいエリアもあるので、事前に確認しておくことをおすすめします。
また、安全なツーリングにするためにも、休憩スポットの確保も怠らないようにしましょう。名道と合わせてご紹介した休憩・観光スポットを参考に、より安全なツーリングライフをお過ごしください。