バイクを高く売るコツ

原動機付自動二輪車、いわゆる原付にお世話になったことのある人は多いのではないでしょうか?特に、高校生になってから自宅から最寄駅までの通学手段のために用いたという記憶をお持ちの方は多いかと思います。そして、社会人になってからも通勤手段として使われるという人もいらっしゃることでしょう。

しかしながら、移動のために便利な原付ですが、ずっと乗り続けられるわけではなく、いつかは買い替えや買取をしなければ行けない日がやってきます。”買取”という観点から考えると、原付は決して他のバイクほど高値で買取がされる車種ではありませんが、「買取をしてもらうのならば少しでも高く売りたい!」とお考えの方は多いことと思います。

そこで、今回の記事では、原付の買取をしてもらうにあたって理解しておくべき、”原付バイクの買取相場”、”査定額算出で特に評価される項目”、”原付の査定額に影響を与えるライダー側の努力”の3点を徹底解説していこうと思います。ぜひ最後までご覧ください。

知識1:原付の買取相場を知る!

まずはじめに原付の買取に際して備えるべき知識が、買取相場の理解です。

買取相場を予め知っておくことで、買取業者に査定依頼をしたときに買い叩かれるリスクを小さくすることができますし、査定額の算出が行われた際に「他の業者では〇〇円で査定を出してもらった」というように買取相場が査定の際の心強い武器にもなります。

また、バイクの買取業者は千差万別でありそれぞれがバイクの買取を行うにあたって得意な車種や苦手な車種があったりします。これらは買取業者が有している流通ルートに深く関係していますが、買取相場を基準にして買取業者がどのようなバイクを(原付バイクの買取を)得意としているのかを判断する材料にもなります。

原付の買取相場は、走行距離やバイクのキズや凹み・錆びの有無、エンジンの稼働状態など、原付の状態に大きく依存する部分があり以下のようになるといわれています。

バイクの状態具体的な状態買取相場
状態が非常に良い走行距離が1,000km以下であり、バイクにキズや凹み・錆びなどが無い80,000円
状態が比較的良い走行距離が1,000~5,000kmであり、目立ったキズや凹み・錆びが無い40,000円
状態が普通走行距離が5,000km超えであり、顕著でなくともキズや凹み・錆びが確認できる20,000円
状態が悪い走行距離が5,000km超えであり、キズや凹み・錆びが顕著である、その他のパーツの損傷も激しい買取を断られたり、査定額がつかない場合もあり

ご自身が所有している原付のより具体的な買取相場を知りたいという場合には、一括査定依頼サービスを提供している買取業者のホームページにてこれまでの実績として各種のバイクの買い取り実績を確認することができるようになっていますので、こちらの方法もぜひご活用ください。

知識2:査定額算出の評価項目を知る!

次に紹介する重要事項は、バイク(原付)の買取査定を算出する際に、査定士さんがどのような項目(バイクのパーツ)を査定項目として評価しているのかを理解することです。

上記の買取相場の説明でも紹介したように、バイクの買取査定額の算出にはバイクの状態(走行距離、各パーツのキズや凹みなど)が大きく関係しており、査定士さんはバイクの細かなパーツを確認してトータルとして買取査定額の計算が行わっています。

原付をはじめとしたバイクの買取の際に重要視される評価項目(評価パーツ)は以下の通りです。

  • メーカー・車種・年式などの基本情報
  • 走行距離
  • 外観・フレーム
  • エンジン
  • その他のパーツ

それぞれに関して詳しく見ていきましょう。

メーカー・車種・年式などの基本情報

原付の買取価格は中古市場の人気や需要等に影響を受けるため、買取業者の査定士さんはメーカー・車種を必ず確認しています。

また、買取市場の基本として年式の新しいバイクの方が高値で買取される(より高く売れる)傾向にあるため、買取に出そうとしている原付がメーカーから発売されてからどれくらいの年月が経過しているのかも評価対象となっています。

特に、バイクの買取価格は新たな年式がメーカーから発売され、所有しているバイクが”前のモデル”という扱いになると大きく下落するため、高く売りたいという場合には少しでも早い査定依頼を行うことが重要であるといえます。

走行距離

買取相場の説明でも触れたように、走行距離は査定額の算出において非常に重要視される評価項目となっています。走行距離はバイクの消耗を知るひとつの指標として用いることができるためです。

原付であれば40,000kmも走行できれば十分であるといわれていますが、査定額に影響を与える走行距離のボーダーラインは1,000km未満、1,000~5,000km、5,000km超となっていますし、バイクの消耗具合は日頃の乗り方やメンテナンス、乗車環境等にも左右されるため、消耗具合を知る指標でありながらも、あくまでも目安として用いられています。

実際のエンジンや動作なども併せて確認し、状態が良好であるならば走行距離が長くても高く買い取ってもらえることもありますし、一方で、走行距離が短くとも状態が悪いとなると廉価な査定額となってしまうこともあります。

外観・フレーム

外観やフレームやバイク(原付)の美観に直結する部分であり、バイクの購入者側の視点に立つと誰もが外観の良し悪しを評価するものであるため、買取に出そうとしているバイクにキズや凹み・錆びなどが無いかは細かな部分まで丁寧に確認されます。

特にフレームの歪みや、転倒歴・事故歴が考えられますし、バイクを引き取った後にも(買取業者にとって)メンテナンスの面で費用が高くつくため、買取査定額が減額されやすくなります。

また、キズや凹み・錆びなどはご自身が走行している中でも気になってしまうものかと思いますが、あまりにも大きな(修復が容易でない)ものはご自身の手で修復しようとしないことも重要です。

自分で修復を行い「これでいいでしょ」と思える出来であったとしても、買取業者の目から見れば再度の修繕が必要であるというケースもあり、結果的に買取業者側にメンテナンスのための費用を高くつかせることになり買取査定額が減額されてしまいます。

エンジン

エンジンはバイク(原付)を稼働させるうえで必要不可欠なパーツであるため、そのコンディションは、異音が鳴っていないか、排気漏れを起こしていないかなど、非常に細かく確認されます。

もし仮にエンジンの修理が必要であるとなった場合、エンジンの修理はバイクのパーツの中でも費用が膨らみやすいものであるため、細かな確認が行われることはもちろん、査定評価が厳しくもなっています。

そして、エンジンが稼働しないと一言でいっても、その原因、修繕の容易さは千差万別であるため、原因を徹底的に追求するとともにメンテナンスの可否の検討も行ったうえで買取価格への反映が為されます。

その他のパーツ

先に紹介したパーツ以外にも、フロント周りやリア、電装・保安部品、消耗品なども査定が行われます。

もしもカスタマイズしている場合には、交換前の純正部品の有無や、取り付けてあるパーツの価値なども評価対象となります。

知識3:査定額を上げるためにライダーができることを知る!

最後に、買取の際に少しでも買取価格が下がることを抑えるために、ライダーがどのような努力を行えるのかを知ることが重要事項となります。

代表的な取り組みとしては以下のものが挙げられます。

  • 最低2社以上に買取査定依頼を出す
  • バイク(原付)をきれいに洗車する
  • 日頃のメンテナンスを欠かさない
  • 保管場所に注意する
  • 査定士さんの心象を良くする

それぞれに関して詳しく見ていきましょう。

最低2社以上に買取査定依頼を出す

買取相場の説明時にも触れましたが、バイクの各買取業者が買取から次の販売先を見つけるまでの得意としている・苦手としている車種には違いがあります。そのため、複数の買取業者に査定依頼を出すことで、少しでも原付を高値で買い取れる業者に出会いやすくなります。

バイク(原付)をきれいに洗車する

バイクの美観はキズや凹みなどだけで決まるものではなく、汚れの有無なども重要になります。事実、汚れの目立つバイクときれいなバイクが並んでいたとして、その2つが全く同じ車種であったとしても後者のバイクを選びたいと思うのが買い手の心情かと思います。

普段は洗車をめったにしないという場合であっても、買取の前には洗車をするようにしましょう。

日頃のメンテナンスを欠かさない

バイクの査定額算出における評価項目を先に説明しましたが、それらの状態を良好に保とうとすると一朝一夕で何とかなるものでは決してありません。日頃から丁寧なメンテナンスを行うことでバイクの各パーツの状態を少しでも良好な状態に保てるようになりますし、これが結果的に買取の際の査定額の減算を抑えることにつながります。

保管場所に注意する

バイクの外装パーツなどに使われている素材は樹脂製であることが多く、この他にもシートやビニールレザーといったように、とにかく紫外線や雨風等による色あせをはじめとする劣化が起こりやすいものばかりとなっています。

外装パーツ等の劣化を防ぐ最良の方法はガレージでの保管となりますが、より簡単に行える方法としては屋根のある駐輪場に停めるようにする、屋根がない場合にはバイク用のカバーを掛けるようにするなどで対策を講じることができます。

査定士さんの心象を良くする

買取額の査定を行う際には各種設定されている評価項目・評価基準を用いていますが、結局のところ査定額の算出を行う査定士さんも心を持った人ですから、バイクを丁寧に乗ってきた人などに対しては少しでも高値の買取額を提示したいと思うものです。

査定士さんの心象を良くしようと思った際には、少しでもバイクを良好な状態に保つ努力を日頃から(買取前だけでも)行うことが重要ですし、査定士さんからの査定額算出に関する質問がされた際には正直に答えるようにすることが重要となります。

【まとめ】原付をはじめ、バイクの買取は”Stepup”まで問い合わせを!

原付を少しでも高く売るために、買取に際して予め知っておくべき3つの知識をご紹介しましてきましたが、いかがだったでしょうか?

原付の買取相場は他のバイクと比較すると高値で取引されることが少ないですが、日頃からメンテナンスといった努力を積み重ねておくことで買取価格の減額を抑える、つまりは少しでも高く売ることが実現されるようになります。原付を売ろうとお考えの方は、ぜひ今回の記事を参考にしてもらえればと思います。

加えて、「買取をどこにしてもらおう?」とお悩みになった際には、ぜひ”Stepup”までお問い合わせください!

Stepupではバイクの買い取り事業を行っており、買取査定額の算出依頼はメールや電話でも行うことができるようになっています。さらに付け加えると、この価格提示に要する時間は最速5分です(遅い場合であっても10分以上掛けることはありません)!。Stepup自身、他の業者よりもスピーディーに価格提示を行うことに誇りを持って買取サービスを実施しています。

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