バイクを高く売るコツ

自動車やマンションを購入するときに「リセールを意識した方が良い」と聞いたことがある方はおられませんか?

今回はバイクに関するリセールについてお話しできればと思います。

リセールバリューとは

まずリセールバリューとはバイクを再び売却するときの価値を指します。
『“リセール・バリュー”の高いバイク』は、需要の高いバイク、つまり『人気のあるバイク』と言い換えることもできます。

リセールバリューとは、もともと中古車で使われている言葉で、
数年後に愛車を売却した際、購入したお金に対して、どれくらいの回収が見込めるかを計算したものです。

計算式は以下のようになります。

リセールバリュー買取相場 = 【買取金額の目安】 ÷ 【バイクの購入価格】

買取相場は様々で、車種が違えば当然異なります。

リセールバリューをみれば、どれのバイクが人気が高いのかなど車種の比較がカンタンにできるようになります。

※「リーセルバリュー」は中古車最大手のガリバーが提案する言葉です。
※バイク買取の最大手であるバイク王は「リセールプライス」という言い方をしています。

一例ですが、バイク王のBike Life Lab調査による再び売却した際、高値の付くバイク上位10車が以下となっております。

順位メーカー・車種リセール・プライス
1カワサキ・Z900RS110.8Pt
2カワサキ・Z900RS CAFE107.9Pt
3ホンダ・レブル250106.4Pt
4ホンダ・CB400 SUPER FOUR100.3Pt
5カワサキ・Ninja ZX-25R/Ninja ZX-25R SE96.8Pt
6ホンダ・CT125 ハンターカブ96.7Pt
7ホンダ・クロスカブ11091.6Pt
8カワサキ・ZX-6R91.0Pt
9ホンダ・スーパーカブ11090.2Pt
10ホンダ・CBR600RR89.7Pt
◇対象期間2021年6月~2021年8月

Bike life Labにより行われている同ランキングは、新車で購入が可能なバイクを対象としたもので、オークションで売却した際の落札金額の平均値と新車販売価格を基にリセールプライスをポイント化し、その数値をもとに順位をつけたものです。

https://bike-news.jp/post/197208

250ccモデルは若年層からの人気が高い傾向にある

250ccモデルは、維持費が安いため若年層から圧倒的な人気を得ています。

YZF-R25、CRF250L、Ninja250など、250ccモデルは車検を必要としません。
また2008年以降のフューエルインジェクション搭載モデルは燃費性能も格段に良くなっているため、燃料代もかなり節約できます。

小型に分類されるものの出力が高く、中には200km/h以上のスピードが出るようにカスタムされたモデルも存在するほどです。
また高速道路を走行することも可能なので、最も利便性が高いクラスともいえます。

250ccの中でリセールの残りやすいバイクの一例ですが、ホンダ・ホーネット250などがあります。

ホンダ・ホーネット250はすでに生産終了しているため新車では購入できず、基本的にすべて中古車となります。
気になる中古相場ですがホーネット250の場合は根強い人気があり大きな下落がなく、比較的高値を維持し続けています。

最終型の発売から約10年ほど経つため普通のバイクであれば中古車価格も下がっていて当然なのですが、人気があるのに限られた台数しか残っていないことからこのような特異な状態となっていると考えられます。
買取価格についてもむしろ年々上昇しています。
程度が良く走行距離の少ないホーネット250を手に入れることができたら、リセールの際にも大きな損はしない可能性があります。

上記のように、学生や新社会人といった若者から大きなニーズを得ている250ccオートバイは、リセールバリューが高くなる傾向にあります。

定番といえるロングセラーモデルや希少性が高いモデルの人気はなかなか下がらない

ビッグスクーターが流行った頃はマジェスティ、国産アメリカンブームといえばドラッグスターなど、一大ブームを築き上げたバイクは高い一定の需要があります。

現在生産中止となっているゼファーもネイキッドブームの立役者として希少性が上がっています。

これらのモデルは、爆発的にヒットしたこともあって根強いファンが増えているケースが多く、生産終了とともに価値が上がっていきます。

今となっては希少性が高く、良い状態が簡単には見つからないバイクも多いですが、その時代の人気を作ったモデルは高いリセールを維持する傾向にあります。

例えば、YAMAHA SR400SPは希少性でこれから人気が上昇する可能性があります。

SRの中でもこの10数年人気なのが、キャストホイールのSPです。70年代車的な雰囲気が人気の理由といえます。

また、古くから発売され続けているロングセラーモデルの人気は、中古車市場でもなかなか下がらないと考えられます。

エストレア、SR400などのレトロタイプのオートバイは、飽きがこないデザインで有名です。
そのため、中古で購入したとしても古さを感じることが少なく、生産年数が長いためアフターパーツが充実しており、カスタムを楽しむユーザーも多いことが特徴です。

これらの要因から、定番のロングセラーモデルの価値は年数が経過しても落ちにくいと考えられています。

まとめ

今回はバイクのリセールに関して簡単に記事を書かせていただきました。

購入時に売却を考えるのは少し違和感を感じますが、お得にバイクライフを楽しむためにも、リセールバリューを意識してみてはいかがでしょうか?

Stepupは「エンジンがかからず動かない」や「転倒してしまって傷や削れが多くある」「高頻度で使っていたため、過走行である」など、さまざまな状態のバイク買取を承っております。

バイクのリセールが気になる方はぜひご相談ください!