バイクを高く売るコツ


北の大地、北海道の道庁所在地である札幌市。碁盤の目状に整備された美しい都市景観と豊かな食文化を持つ魅力的な街ですが、バイク乗りにとっては、広大な北海道ツーリングの出発地であると同時に、都市近郊ならではの気軽なツーリングを楽しめるスポットでもあります。札幌市内やその周辺には、少しバイクを走らせるだけで出会える雄大な自然景観、走りごたえのあるワインディングロード、そして心を癒やす温泉地や個性的なアートスポットなどが点在しています。今回は、札幌を基点として訪れたい、選りすぐりのツーリングスポットをご紹介します。北海道ならではのスケール感と爽快感を、愛車と共に満喫しましょう。

支笏湖(千歳市)


札幌市内から南へ約1時間強。千歳市に位置する支笏湖は、日本有数の透明度を誇る美しいカルデラ湖です。「支笏湖ブルー」と呼ばれる独特の青い湖水は神秘的で、周囲を恵庭岳や樽前山などの山々に囲まれた景観は圧巻です。湖畔を走る国道453号線や道道は、適度なカーブと美しい湖の景色を楽しめる快適なツーリングルート。途中には展望台や休憩所もあり、バイクを停めてゆっくり景色を眺めるのがおすすめです。湖畔には支笏湖温泉があり、日帰り入浴を楽しむこともできます。カヌーや遊覧船などのアクティビティも充実。札幌から日帰りで雄大な自然を満喫できる定番スポットです。

定山渓温泉・豊平峡ダム(札幌市南区)


「札幌の奥座敷」とも呼ばれる定山渓温泉は、札幌市中心部から南へ約1時間ほどの距離にある人気の温泉地です。豊平川の渓谷沿いに旅館やホテルが立ち並び、豊かな自然に囲まれて温泉情緒を味わうことができます。温泉街を散策したり、足湯を楽しんだりするのも良いでしょう。さらに奥へ進むと「豊平峡(ほうへいきょう)ダム」があります。ダム湖と周囲の切り立った崖が織りなす景観は素晴らしく、特に紅葉の時期は息をのむほどの美しさです(ダムへは電気バス等でアクセス)。定山渓へ向かう国道230号線は、交通量が多いものの走りやすい道で、道中の景色も楽しめます。札幌からの気軽な温泉ツーリングに最適です。

小樽運河・毛無峠展望所(小樽市)


札幌から西へ、日本海側に位置する小樽市は、ノスタルジックな雰囲気漂う港町です。石造りの倉庫群が並ぶ「小樽運河」は、街のシンボルであり定番の観光スポット。運河沿いを散策したり、ガス灯が灯る夜景を楽しんだりするのもおすすめです。市内にはガラス工芸店やオルゴール堂、美味しい寿司店やスイーツ店なども多く、ツーリング途中の立ち寄りスポットとして魅力満載です。小樽市街から札幌方面へ向かう国道393号線(通称:メープル街道)の途中にある「毛無(けなし)峠展望所」からは、小樽の街並みと石狩湾を一望できる素晴らしいパノラマが広がります。標高約470mからの眺めは、ライダーなら一度は見ておきたい絶景です。

モエレ沼公園(札幌市東区)


世界的な彫刻家イサム・ノグチが設計を手掛けた「モエレ沼公園」は、「全体を一つの彫刻作品とする」というコンセプトのもと造成された芸術的な公園です。広大な敷地内には、幾何学的な山や噴水、ガラスのピラミッド「HIDAMARI」などがダイナミックに配置され、自然とアートが見事に融合したユニークな空間が広がっています。園内をバイクで走ることはできませんが、駐車場にバイクを停めて、ゆっくり散策したり、レンタサイクルで巡ったりするのがおすすめです。特に夏の噴水ショーや冬の雪景色が見どころで、四季折々の美しさを楽しめます。札幌市内にあるのでアクセスも容易で、気軽にアートと自然に触れられるスポットです。

札幌芸術の森(札幌市南区)


広大な敷地に美術館や野外彫刻、工芸館、工房などが点在する複合文化施設です。豊かな自然の中にアート作品が溶け込むように展示されており、散策しながら芸術鑑賞を楽しむことができます。特に7.5ヘクタールもの広さを持つ野外彫刻園には、国内外の著名な彫刻家の作品が設置されており、見ごたえがあります。園内は広く、アップダウンもあるため、歩きやすい靴がおすすめです。バイクは駐車場に停めて、じっくりと時間をかけてアートと自然に触れるのが良いでしょう。札幌市内からのアクセスも良く、知的な刺激と癒やしを同時に得られるスポットです。

羊ヶ丘展望台(札幌市豊平区)


「少年よ、大志を抱け」の言葉で有名なクラーク博士像が立つことで知られる、札幌を代表する観光名所の一つです。広大な牧草地が広がり、羊たちが草を食む牧歌的な風景は、北海道らしい雄大さを感じさせてくれます。展望台からは、札幌ドームや札幌市街地を一望できます。レストハウスではジンギスカンなどのグルメも楽しめます。札幌市内中心部からのアクセスも良く、気軽に北海道らしい景色を楽しみたい場合に最適です。バイクを停めて、記念写真を撮ったり、景色を眺めながらのんびり過ごしたりするのに良いでしょう。

白い恋人パーク(札幌市西区)


北海道土産の定番「白い恋人」のテーマパークです。美しい庭園やチョコレートの歴史を学べる展示、お菓子作り体験工房、そして工場見学などが楽しめます。特に夏季に咲き誇るバラ園や、冬季のイルミネーションは非常に美しいと評判です。建物も英国風で可愛らしく、写真映えするスポットがたくさんあります。カフェではオリジナルのスイーツを味わうことができ、ツーリング途中の甘い休憩にぴったり。お土産選びももちろん楽しめます。札幌市街地から少し西に位置しますが、アクセスは比較的容易です。

ニセコパノラマライン(倶知安町・共和町など)


札幌から少し距離はありますが、日帰りツーリングの目的地として絶大な人気を誇るのが、ニセコエリアを走る道道66号線、通称「ニセコパノラマライン」です。雄大な羊蹄山を眺めながら、起伏に富んだ高原地帯を駆け抜けるルートは、まさに絶景の連続。適度なワインディングと開放的な景色がライダーを魅了します。途中には「神仙沼」などの美しい自然スポットや、おしゃれなカフェ、レストラン、温泉施設なども点在。走りごたえも景色もグルメも楽しめる、北海道を代表するツーリングロードの一つです。

まとめ


都市の利便性と雄大な自然が隣り合わせにある札幌周辺エリアは、バイク乗りにとって魅力的なフィールドです。美しい湖畔や海岸線、走りごたえのあるワインディングロード、アートに触れる公園、そして美味しいグルメ。様々な楽しみ方があなたを待っています。今回ご紹介したスポットを参考に、自分だけのツーリングプランを立て、安全運転で北の大地のツーリングを満喫してください。きっと素晴らしい景色と感動に出会えるはずです。