春の訪れと共に、アウトドア活動を楽しめる季節がやってきました。特にゴールデンウィークは、長い休日を利用して日常を忘れ、新たな発見を楽しむ絶好の機会です。関東近郊には、息をのむような自然景観、心癒される温泉、パワーを感じる神社や、舌鼓を打つグルメスポットが多数あります。ここでは、GWにおすすめのツーリングスポットをご紹介しますので、GWのツーリング計画にぜひ役立ててください。
箱根ターンパイク
箱根ターンパイクは神奈川県に位置するドライブスポットであり、美しい景観を楽しめる抜群のドライビングコースとして知られています。全長約17kmの有料道路で、箱根の山々を縫うようにして設計されており、走行中に見える富士山の絶景や箱根の自然美が大きな魅力です。カーブやアップダウンが多く、ツーリングの楽しさを存分に味わえるルートとしても人気を集めています。
箱根ターンパイクの最大の特徴は、富士山を背景にした壮大な景色です。晴れた日には様々な場所から富士山を望むことができ、特に早朝や夕暮れ時は絶景。沿道には展望スポットが設けられており、ドライブの途中で寄り道して美しい景色を楽しめます。ターンパイク沿いには、地元の特産品を扱うショップやレストランも点在しているので、グルメやショッピングも楽しめるでしょう。
箱根ターンパイク周辺では、箱根の自然が育んだ新鮮な食材を活かしたグルメが楽しめます。特におすすめは、箱根山麓豚のローストポークや箱根野菜を使った季節のサラダなど、地元産の食材をふんだんに使用した料理です。美味しいグルメを堪能して、ドライブの疲れを癒やしてみてはいかがでしょうか。
箱根ターンパイクへアクセスするには、東京方面から小田原厚木道路を経由し、国道1号線から箱根新道を利用するルートがおすすめです。箱根の雄大な景色を楽しみながら、スムーズに箱根ターンパイクへとアクセスできます。ツーリングの途中で箱根の温泉や観光名所に立ち寄ることも可能なので、一日を通して箱根を満喫してみてください。
日光いろは坂
日光いろは坂は、栃木県日光市にある有名な観光道路。中禅寺湖や華厳の滝など日光の主要な観光地へと続く重要なアクセスルートです。全長約7kmにわたって48の急カーブが続くことで知られており、「いろは」の名は、日本の伝統的な五十音順「いろは歌」にちなんで名付けられました。2つのルートがあり、1つは上り専用、もう1つは下り専用となっており、道中では四季折々の自然美を堪能できます。
ゴールデンウィークは、日光いろは坂を訪れるのに最適な時期の一つ。GWの頃は比較的気候も穏やかで、自然の中での散策や観光が可能です。新緑が美しい季節でもあるので、冬の長い眠りから覚めたばかりの自然が新鮮な緑で迎えてくれます。ゴールデンウィークには日光地域全体で様々なイベントが開催されるため、さらに楽しめるでしょう。
日光地域は、「ゆば」や「日光餃子」など、地元の特産品を使ったグルメが豊富です。いろは坂周辺にも、これら地元の味を楽しめるレストランやカフェが多数あります。新鮮な山菜やきのこを使った料理など、日光ならではの味わい深いグルメを体験してみてはいかがでしょうか。
東京方面から日光いろは坂へアクセスするなら、東北自動車道を利用し、宇都宮ICで下車、国道119号線、国道121号線を経由するルートがおすすめです。日光の豊かな自然や歴史ある建造物を満喫しながら、目的地へと向かうことができます。ただし、GWの時期は渋滞が予想されるため、時間に余裕を持って出発するのが賢明です。
養老渓谷
養老渓谷は、千葉県夷隅郡大多喜町に位置する自然豊かな観光地です。ハイキングや写真撮影、温泉を目的に訪れる人々で絶えず賑わっています。
養老渓谷の最大の魅力は、手つかずの自然と四季を通じて変わる景色です。春の新緑、夏の涼しさなど季節ごとの自然の表情を楽しめます。渓谷沿いには多くの滝があり、その美しさを間近で感じることができるのも特徴の一つです。観光施設として整備されている箇所もありますが、多くのエリアで自然そのものが残されており、日頃の喧騒を離れて心身ともにリフレッシュできるでしょう。
ゴールデンウィークは自然が生き生きとして新緑が美しい時期であり、冬の間に蓄えたエネルギーが解放されるかのように、木々や草花が生命力溢れる姿を見せてくれます。まだ夏の暑さが始まる前なので、ハイキングや散策に最適な気候条件が整っているので、訪れる価値は十分です。
養老渓谷周辺では、地元の食材を生かしたグルメが楽しめます。特に、「養老豆腐」は地元産の大豆を使用した滑らかな豆腐で、そのまま食べても美味しいですが、湯豆腐や豆腐料理としても楽しめます。また、渓谷の清流で育った鮎の塩焼きのファンも少なくありません。地元ならではの食を味わうことも、養老渓谷訪問の楽しみの一つです。
養老渓谷へのツーリングには、国道297号線を経由するルートがおすすめです。途中の風景を楽しみながら、快適なドライブを楽しめるでしょう。養老渓谷までの道中には様々な観光地や休憩スポットがあるため、ツーリングをしながら様々な発見があるかもしれません。
秩父長瀞
秩父長瀞（ちちぶながとろ）は、埼玉県の西部に位置する自然豊かな観光地です。秩父山地の豊かな自然に囲まれ、特に長瀞は川下りやラフティングで知られるアウトドアの聖地として人気を集めています。四季折々の景色が楽しめることから、年間を通じて訪れる観光客が後を絶ちません。
特に、荒川の清流を利用した川下りは、長瀞の代表的なアトラクションの一つです。船から見る岩畳の景色は圧巻。春には新緑、秋には紅葉と、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。また、地形を活かしたアウトドアスポーツが楽しめるのも大きな特徴です。ラフティングやカヌー、キャニオニングなどにチャレンジしてみても良いかもしれません。
ゴールデンウィークの頃は新緑が美しく、川の清流と相まって爽やかな景色を楽しめます。イベントが開催されることも多く、地元の文化や食を楽しむことができる絶好の機会です。自然だけでなく地域の魅力に触れることができるのもゴールデンウィークならではの秩父長瀞の楽しみ方だと言えるでしょう。
秩父長瀞エリアでは、地元の特産品を活かしたグルメも堪能できます。特に有名なのが「秩父わらじかつ」という豚カツ。その名の通りわらじのように大きなカツで、ジューシーでありながらサクサクの衣が特徴です。また、「秩父みそポテト」もおすすめ。地元で作られた味噌を使った料理で、ホクホクのじゃがいもとの相性が抜群です。
秩父長瀞へのツーリングには、自然の美しさを感じながら走れるルートがおすすめです。国道140号線を利用したルートでは、秩父の山々や川の景色を堪能しながらのドライブが楽しめるとともに、秩父神社や長瀞岩畳を訪れるのに最適なアクセスルートです。途中の道の駅での休憩も楽しみの一つ。地元の特産品を扱うお店やレストランで、旅の疲れを癒やしてみてください。
江の島
江の島は、神奈川県藤沢市に位置する、歴史と自然が織りなす魅力的な観光地です。相模湾に浮かぶこの小さな島には、江の島神社をはじめとする古い寺院や神社、展望台、洞窟、美しい庭園など、訪れる人々を魅了するスポットが少なくありません。サーフィンやヨットなどのマリンスポーツでも知られており、一年中多くの観光客で賑わいます。
江の島神社は、島のシンボル的存在。弁天様を祭神としており、多くの人々が願いを込めて訪れます。展望台からは、天気の良い日には富士山を含む360度の壮大なパノラマが広がり、特に夕暮れ時の景色は絶景です。また、江の島岩屋などの自然の洞窟は、神秘的な雰囲気で人々を惹きつけます。海岸沿いの散策路は散歩やジョギングに最適。海の青と空の青が織りなす景色が心を癒やしてくれます。
ゴールデンウィークの時期、江の島は春の訪れを告げる花々で彩られ、生き生きとした自然を満喫できます。また、ゴールデンウィーク期間中は様々なイベントやフェスティバルが開催され、地元の文化や食を楽しむことも可能。春の陽気の中、海を感じながらのんびりとした時間を過ごせるのは、この時期ならではの魅力です。
江の島周辺では、新鮮な海の幸を使ったグルメが楽しめます。特におすすめは、「江の島丼」です。これは、地元で獲れた新鮮な海鮮をふんだんに使った丼ぶりで、その日の漁獲によって異なる種類の魚介が楽しめます。また、「しらす丼」も人気で、生しらすや釜揚げしらすをたっぷりと使った、江の島ならではの味わいを堪能できます。
おすすめのアクセス方法は、湘南の海岸線を望むルートです。国道134号線を利用するルートでは、途中に葉山や鎌倉など美しい海岸沿いの町を通ります。湘南の代表的な海の景色を楽しみながら走ることができ、途中のカフェやレストランで休憩しながらゆっくりと旅の時間を楽しめるでしょう。海を感じる爽やかな風と目の前に広がる青い海の絶景は、江の島ツーリングの醍醐味です。
筑波山
筑波山は、茨城県に位置する標高877mの山で、古くから「関東の富士」とも称されるほどの美しさを誇ります。二つの主峰、男体山と女体山から成り、その独特な形状と四季折々に変わる自然の美しさで多くの登山者や観光客を魅了してきました。また、科学研究のメッカであるつくば市に隣接していることもあり、自然と科学が融合したユニークな地域性を持ち合わせています。
筑波山の大きな魅力は、登山ルートの豊富さ。ケーブルカーやロープウェイが完備されており、頂上までのアクセスが容易です。頂上からは関東平野や東京スカイツリー、天気が良い日には富士山まで見渡すことができます。また、筑波山は日本百名山の一つでもあり、豊かな自然と歴史ある神社仏閣が点在していることも特徴です。筑波山神社や月待の滝など自然と歴史を感じさせるスポットが多く、登山だけでなく散策も楽しめます。
ゴールデンウィークの時期には山全体が鮮やかな緑に包まれ、シャクナゲやツツジなどの春の花々が見頃を迎えて目を楽しませてくれます。新年度が始まり、忙しさから少し解放されるこの長期休暇を利用して自然の中でリフレッシュするのに最適です。
筑波山周辺のグルメとして特におすすめなのが、「筑波山うど」です。筑波山の清らかな水と豊かな土壌で育ち、独特の食感と甘みが特徴。地元のレストランでは、筑波山うどを使った天ぷらやうどんなど、様々な料理が提供されています。また、「つくば鶏」を使った料理も地元ならではの味わいを楽しめる一品で、ジューシーで深い味わいが魅力です。
筑波山へのツーリングには、つくば市から筑波山へ向かう県道筑波公園線に乗り、のどかな田園風景と共に徐々に高度を上げながら山へとアプローチしていのがおすすめのルートです。筑波山植物園やつくばね温泉など途中で立ち寄りたいスポットも多く、ツーリングをしながら様々な楽しみ方ができるでしょう。
草津白根山
草津白根山は、群馬県にある活火山であり、その壮大な自然と温泉地としても知られる草津温泉の源泉の一つ。標高2,160mを誇るこの山は、登山やハイキング、スキーやスノーボードなど四季折々のアウトドアアクティビティを楽しめることで人気です。美しい景観を持ちながらも、硫黄の香りが漂う特有の雰囲気を醸し出しています。
山頂からの眺望は圧巻で、晴れた日には遠く北アルプスや富士山を望むこともできます。山腹に広がる湯釜（ゆがま）は、鮮やかなエメラルドグリーンの水を湛える火口湖。草津白根山周辺の温泉街では、疲れた体を癒すことができる多種多様な温泉が楽しめるのも大きな魅力の一つです。温泉とツーリングを組み合わせて、自然の中でのリラックスしてみてはいかがでしょうか。
草津周辺では、地元の食材を活かしたグルメも楽しめます。特におすすめなのが、地元で採れた新鮮な野菜を使った「野菜たっぷりの草津温泉とうふ」や、地元産のきのこをふんだんに使用した「草津特製きのこ鍋」など、体を温める料理です。冷えた体を温め、登山やスキーの疲れを癒してくれるでしょう。
ツーリングにおすすめなのが、関越自動車道を利用して、渋川伊香保ICから国道353号、国道145号を経由するルート。途中で伊香保温泉に立ち寄ることもでき、日本の美しい自然や温泉文化を堪能できます。さらに、草津白根山へ向かう途中には多くの絶景ポイントがあり、四季折々の風景を楽しめるので、ツーリングには最適です。
奥多摩周遊道路
奥多摩周遊道路は、東京都西部の豊かな自然を堪能できるドライブルートです。都会の喧騒を離れ、自然豊かな奥多摩エリアを周遊するための重要なアクセス路となっています。全長は約42km、多摩川の清流や山々の壮大な景色を楽しみながらツーリングすることが可能です。
奥多摩周遊道路の最大の魅力は、都心から比較的アクセスしやすい位置にありながら、豊かな自然に触れられる点です。道路沿いには奥多摩湖や小河内ダムなどの見どころが点在しており、季節ごとに変わる自然の美しさを感じられます。また、多摩川沿いに広がる渓谷は絶景で、ツーリング中に様々な自然の風景を楽しめるでしょう。周辺にはハイキングコースやキャンプ場も多く、アウトドアアクティビティを楽しむのにも最適です。
奥多摩エリアには、地元の食材を生かした美味しいグルメもたくさんあります。特に、「奥多摩の鮎」を使った料理は絶品。川魚を楽しめるレストランや旅館も点在しています。また、「奥多摩もち豚」を使用した豚肉料理も人気があり、ジューシーで柔らかい肉質を楽しんでみてください。自然の中で過ごした後に、地元の食材を堪能できるのも、奥多摩ツーリングの大きな魅力の一つです。
奥多摩周遊道路へは、八王子方面から国道411号線を経由して進入するルートがおすすめです。都心からのアクセスも良く、道中も自然豊かな景色を楽しめます。途中には奥多摩駅や奥多摩湖といった休憩・観光スポットも豊富にあり、ドライブの途中で立ち寄れるので、1日を通して奥多摩エリアを満喫することが可能です。
那須高原
那須高原は栃木県北部に位置し、豊かな自然と清涼な気候が魅力のリゾート地です。標高約650mの高地に広がるこのエリアには、四季折々の美しい風景が楽しめ、温泉やアウトドアアクティビティ、アートと文化が融合した独特の魅力があります。特に、那須連山を望む絶景スポットや、歴史ある温泉地としても知られており、国内外から多くの観光客が訪れるリゾート地です。
那須高原には、那須野が原公園や那須サファリパークなど、アトラクションも豊富。地域に根差したアートギャラリーやカフェ、工房なども点在し、文化的な魅力も感じられるのが特徴です。季節ごとに変わる自然の美しさを楽しみながら、温泉巡りやアウトドアアクティビティを楽しんでみてはいかがでしょうか。
那須高原では、地元の新鮮な野菜や乳製品を使ったグルメが楽しめます。おすすめは、那須高原牛を使用したジューシーな「那須高原牛ステーキ」や、地元で採れた野菜をふんだんに使用した「那須野が原野菜カレー」。また、濃厚な味わいの「那須高原チーズケーキ」は、訪れた際にはぜひ味わっていただきたい一品です。
ツーリングにおすすめのルートは、東北自動車道を利用して那須ICで下車し、国道400号線を経由するコースです。途中の那須塩原市や那須町で地元のグルメや温泉を楽しめるほか、那須高原へ向かう道中には美しい自然景観や隠れた名所を発見する楽しみもあります。
まとめ
今回は、ゴールデンウィークのツーリングにぴったりの関東近郊にあるスポットをご紹介しました。壮大な自然の中を走る爽快感、地元ならではのグルメ、癒やしの温泉、そして歴史と文化を感じられるスポットなど、バイクで巡る価値のあるスポットが満載です。ぜひ日常では味わえない特別な体験を求めて、ゴールデンウィークのツーリング計画を立ててみてはいかがでしょうか。
