富士山周辺には多数の観光・グルメスポットが点在しており、富士山登頂を目指す登山客も多く訪れています。富士山の途中まではバイクで登れるルートもあるため、都心から日帰りで訪れる人も少なくありません。
今回は、富士山周辺でおすすめのツーリングスポット10選をご紹介します。富士山を眺められるルートをはじめ、周辺の絶景スポットもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
富士山展望ルート①「伊豆スカイライン」
富士山を展望できるルートとしておすすめなのが、「伊豆スカイライン」です。伊豆スカイラインは、伊豆半島の東側を走る約40キロメートルの山岳ロード。開けた展望とワインディングが人気のルートで、伊豆半島では定番のツーリングコースでもあります。
富士山を眺めるなら、「玄岳IC」付近にある展望台に立ち寄ってみてください。駐車スペースが確保されており、休憩にも便利なおすすめスポットです。
富士山展望ルート②「富士山スカイライン」
次に富士山展望ルートとしておすすめなのが、「富士山スカイライン」です。富士山スカイラインは、富士山の南麓を走る快走路としても知られており、ライダーからも人気があります。
富士山スカイラインは、周遊区間と登山区間の2区間で構成されています。登山区間の終点標高は、2,380メートル。日本国内においてバイクで到達できる最高地点とも言われており、終点にたどり着いたライダーを絶景が迎えてくれます。
なお、7月~9月中旬までは登山シーズンとなるため、登山区間のマイカー規制が行われます。また、11月~4月頃までは冬季通行止めになるので、事前に確認しておきましょう。
富士山展望ルート③「富士スバルライン」
「富士スバルライン」も、富士山を展望できるおすすめのルートです。富士スバルラインは、バイクに乗ったまま富士山の5合目まで登れるルートで、終点まで一本道となっています。入口に料金所が設けられており、料金所付近には駐車スペースやトイレがあるため、待ち合わせにもおすすめです。
終点の前にぜひ立ち寄ってほしいのが、4合目にある「大沢駐車場」です。大沢駐車場には売店があり、ここでしか味わえないグルメやお土産品を購入できます。休憩スポットとしても便利ですので、ぜひご自身の足で散策してみてください。
多くのライダーが集う「道の駅 朝霧高原」
朝霧高原へと続く国道139号線は、走りやすくて展望も良い快走ルートです。この国道139線沿いに、富士山の絶景を眺められる「朝霧さわやかパーキング」があります。こぢんまりとしたパーキングエリアですが、広大な朝霧高原と富士山の美しい景観が楽しめるでしょう。
そして、朝霧高原への道中でぜひ立ち寄ってほしいのが「道の駅 朝霧高原」です。レストランや売店などが立ち並ぶ大型施設で、ライダーだけでなく多くの観光客で賑わっています。富士山を背景に、ここでしか味わえないグルメを楽しんでみてください。
幻想的な逆さ富士が魅力「河口湖」
富士山周辺をツーリングするなら、富士五湖巡りはいかがでしょうか。富士五湖のなかでも、富士山展望の定番スポットとして「河口湖」がおすすめです。天候が良く風の少ない日には、河口湖に映る幻想的な「逆さ富士」が見られます。
河口湖の湖畔にある「大石公園」も、富士山を眺められる人気のスポットです。周辺には広大なラベンダー畑があり、毎年6月頃に見頃を迎えます。ツーリングの寄り道として、ラベンダーの香りと富士山の絶景をゆっくりと楽しんでみてください。
富士山と湖のコラボレーション「山中湖」
富士五湖の一つである「山中湖」も、おすすめの富士山展望スポットです。特に、絶景ポイントとして人気が高いのが「山中湖パノラマ台」です。パノラマ台には駐車場が整備されているため、バイクを停めてゆっくりと富士山を眺められます。
天候が良い日には、山中湖に映る「逆さ富士」が見られることもあります。富士山と山中湖の素晴らしい景観が楽しめるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
パノラマ台周辺には多くの観光客が訪れており、周りを見ずに写真を撮っている人も散見されるため十分注意しましょう。また、駐車場の地面は砂利なので、立ちゴケや停車後の転倒にも注意が必要です。
ツーリング疲れをリフレッシュ「ふじやま温泉」
https://www.fujiyamaonsen.jp/
富士五湖巡りを楽しんだあとは、温泉施設で疲れをリフレッシュするのはいかがでしょうか。特におすすめなのが、富士五湖からアクセスしやすい場所にある温泉施設「ふじやま温泉」です。
温泉・サウナ・岩盤浴などの入浴施設が充実しており、食事処や休憩所も完備されているので、ツーリング後に立ち寄るスポットとして最適です。
【ふじやま温泉】
営業時間:10時~23時
料金:大人(中学生以上)1,600円 子供800円/土日祝 大人(中学生以上)2,000円 子供1,000円
天然記念物に認定された8つの池「忍野八海」
山梨県の観光名所としても有名な「忍野八海」は、富士山北東部に位置する忍野村にあります。富士山の雪解け水が湧き出て形成された8つの池「八海」が特徴で、天然記念物に認定。また、富士山の構成資産の一部として世界遺産にも登録されており、多くの観光客が訪れる人気スポットです。
忍野村を訪れた際は、忍野八海の近くにある「忍野しのびの里」に立ち寄るのもおすすめです。忍野しのびの里は、忍者や戦国時代をモチーフにしたテーマパーク。忍者衣装を着て、本物の忍者になった気分を味わってみてください。
忍野しのびの里には、謎解きエリア「からくり屋敷」や手裏剣体験ができる「手裏剣道場」など、さまざまなアトラクションも用意されています。
休憩スポットにおすすめ「道の駅 どうし」
国道413号線沿いにある「道の駅 どうし」は、ツーリング中に立ち寄りやすい道の駅です。広い駐車場が整備されているので、休憩スポットとしてもおすすめ。周辺にツーリングコースが多数あるため、多くのライダーが訪れています。
また、食事処や休憩所も完備されているので、グループツーリングでも安心して休憩できます。多くのライダーが集まる道の駅 どうしで、ライダー同士の交流を深めてみてはいかがでしょうか。
ライダーの聖地「道志みち」
富士山周辺のツーリングコースなら、「道志みち」がおすすめです。道志みちとは、神奈川県相模原市から山梨県道志村を経由し、山中湖まで続く国道413号線のこと。比較的長距離のルートですが、初心者から上級者の方まで、多くのライダーがツーリングを楽しんでいます。
また、道志みちは「ヤエーの聖地」としても有名です。すれ違ったライダー同士のハンドサインによるあいさつをヤエーといい、道志みちではこのヤエーが頻繁に行われています。
ソロツーリングでもライダー同士の交流を楽しめるので、ぜひツーリングコースとして計画してみてください。
まとめ
富士山周辺でおすすめのツーリングスポットをご紹介しました。
富士山の美しい景観を眺められるスポットが多く、グルメや観光スポットも充実しているのが富士山周辺のツーリングスポットの特徴です。ライダー同士の交流も盛んに行われているので、ツーリングコースを計画する際の参考にしてみてください。
富士山周辺にはアップダウンやワインディングの多いルートもあるので、運転に自信のない方や初心者の方は、特に注意して走行しましょう。