バイクを高く売るコツ

グルメやアウトドア、アクティビティを目的にツーリングする方も多いかもしれません。目的地までの道が違えば、旅の印象も違ってくるでしょう。1つの目的地に対してさまざまなルートがあり、なかでも名道と呼ばれる道路などは多くのライダーに選ばれています。

よく聞く名道には美しい景色を見られる所が多く、四季折々の自然の絶景を楽しむことができます。また、上級者ライダーだけでなく、初心者や運転に自信のない方でも快適に走行できるルートが少なくありません。自分に合ったツーリングコースを設定することをおすすめします。

今回は、栃木県内にあるツーリングで一度は行ってみたい名道を5つご紹介します。今後のツーリングコース選びの参考にしてみてください。

中禅寺湖スカイライン

美しい自然豊かな景色が見られる日光にある県道250号線、「中禅寺湖スカイライン」は絶景ツーリングが楽しめるスポットです。中禅寺湖沿いから標高1753mの半月山へ向かって上るルートが一般的で、程よいアップダウンとワインディングのあるコースとなっています。

「中禅寺湖スカイライン」は全長8.5kmとなっており、スタートしてすぐにはヘアピンカーブが連続しているのが特徴です。カーブが多いものの、旧有料道路であったことから大変走りやすくなっており、初心者ライダーでも安心して走行できます。

スタートは中禅寺湖沿いにある「歌ヶ浜第一駐車場」から少し進んだ所になっています。「歌ヶ浜第一駐車場」は無料で利用することができ、美しい紅葉スポットとしても人気があるので、ツーリング前の休憩や集合場所におすすめです。

「歌ヶ浜第一駐車場」を出発したら、中禅寺湖の絶景を眺めながらゴール地点である「半月山展望台」を目指しましょう。「半月山展望台」は、男体山と中禅寺湖を一望できることから人気があり、麓から上がってきたライダーたちを癒してくれます。

霧降高原道路

男体山の北東にある霧降高原を南北に走る「霧降高原道路」は、全長16kmにわたって複合コーナーが連続する走り応えのあるコースとなっています。旧有料道路であることから、道幅が広くなっており、比較的走りやすいのも魅力の一つです。

首都圏からの日帰りツーリング圏内にあり、週末などには多くのライダーでにぎわっています。周辺には、ニッコウキスゲなどの美しい花々が咲く「キスゲ平園地」や長さ320mの「六方沢橋」、日光三名瀑の一つ「霧降ノ滝」などの多くの観光スポットがあります。

特におすすめのスポットは、日光市方面から「霧降高原道路」を進んだ先にある「大笹牧場」です。「大笹牧場」では、レストハウスやオートキャンプ場、アスレチックコーナーなどが設置されており、広い駐車場も整備されているので、ツーリング中の休憩スポットにおすすめします。

また、新鮮な牛乳やソフトクリームなどに加えて、ジンギスカンを味わえるレストランもあり、グルメスポットとしても人気があります。

日塩もみじライン

県道19号線沿いにある鬼怒川温泉と塩原温泉を結ぶ「日塩もみじライン」は、2020年に無料化しており、ツーリングコースとしても選びやすくなりました。「日塩もみじライン」は、全長28kmのロングワインディングとなっており、最大標高1,000mの爽快感あふれるツーリングが楽しめます。

また、「霧降高原道路」からも程近く、北側の終点から16㎞ほどの距離にあるので、「日塩もみじライン」と「霧降高原道路」をまとめてコースに取り入れるライダーも少なくありません。

もみじラインという名前のとおり、イロハモミジ・イタヤカエデ・ベニシダレ・ミツデカエデなどの種類があり、10月下旬頃には美しい紅葉のなかを走る絶景ツーリングが楽しめます。

「霧降高原道路」の途中には、見晴らしのよい駐車場がいくつかあり、休憩スポットも充実しています。ワインディングを楽しみたい方も景色を見ながらゆったりと走りたい方も、どちらも楽しめるコースです。

那須高原線

北関東のツーリングエリアとして有名な「那須高原線」は、県道17号線のことです。県道17号線の一部が有料道路だったため、「旧ボルケーノハイウェー」とも呼ばれます。周辺は、自然豊かな高原地帯となっており、爽快感のあるコースです。

那須高原エリアでは、高原の快走ルートを走りつつ、牧場などのレジャー施設やグルメスポット巡りがおすすめです。また、走り足りない方は、那須岳へと上っていくと、走り応えのあるワインディングが迎えてくれます。

ツーリングコースとして、「那須高原線」から「日塩もみじライン」を経由し、「いろは坂」まで走るライダーが少なくありません。シーズン中には観光客でにぎわい、混雑する恐れがあるので注意が必要です。

いろは坂

「日塩もみじライン」から続いて走ってくるライダーの多い「いろは坂」です。「いろは坂」は「第一いろは坂(下り)」と「第二いろは坂(上り)」に分かれています。カープごとに「いろは」の48文字が割り振られていることが、名前の由来です。

どちらのルートも鋭いコーナーが多数存在するため、上級者ライダー屈指のコースとなっています。

「第一いろは坂」は、幅広の1車線で、少々路面の荒れている下り道です。斜度が大きいためスピードが出やすく、センターラインもないので注意してください。

「第二いろは坂」は、2車線の比較的整備された上り道です。途中には駐車場が2か所設置されており、展望スポットにもなっているので、休憩におすすめします。「第一いろは坂」に比べると路面は良好ですが、一部区間に縦溝・キャッツアイが設置されているため、無理な走行は避けましょう。

まとめ

栃木県内でライダーなら一度は行ってみたい名道やツーリングスポットをご紹介しました。今回ご紹介した名道以外にも、栃木県でツーリングが楽しめるスポットは多数存在します。特に、自然豊かな景色が楽しめるスポットが多いのも魅力の一つです。

上級者向けのコースが多い印象がありますが、初心者の方は後ろから追われても気にせずに自分の安全な走行を優先しましょう。幅広の道などで余裕がある場合は、後続車に追い越させるのもおすすめです。

ツーリングコースのなかには、休憩スポットが少ないスポットや周辺にガソリンスタンドがないスポットもあります。給油などの事前準備と休憩スポットの確保を必ず行って、安全にツーリングを楽しんでください。