バイクを高く売るコツ

バイク乗りの方にとって楽しみのひとつとなっているのが”ツーリング”です。春や秋といったツーリングしやすい時期になると、さまざまな場所でライダーさんを見かける機会が増えるのではないでしょうか?

ツーリングは観光旅行・周遊旅行などを意味する「tour(ツアー)」に接尾語の「ing」が付いた動名詞であり、バイクによるツーリングは長距離のライドが一般的であるため、実際に長距離ツーリングを体験されたことのあるライダーさんの中には思いの外、疲れを感じたという方も多いのではないでしょうか?

やはり、長距離・長時間の走行を想定すると、少しでも疲れにくく、長く走行できて、遠くまで運んでくれる乗り心地の良いツーリング向けのバイクにも目が向いてしまいますよね。

そこで今回の記事ではツーリングに適したバイクの特徴や選び方のポイントをご説明するとともに、ツーリングのために必須のアイテムもご紹介していこうと思います。

どんなバイクがツーリングに適しているの?

どんなバイクがツーリングに適しているの?

ツーリングに適しているバイクを探す中で、さまざまな観点から良し悪しを判断している情報を目にすることも多いかと思います。

確かに、長時間の走行になるわけですから、楽な運転姿勢をとれるかなどの基準はあるかと思いますが、結局のところ、ご自身の「このバイクに乗ったうえでツーリングを楽しみたい!」というような価値観も大切にしなければツーリングの楽しみは軽減してしまいます。

バイクの性能はもちろんですが、実際にツーリングする際の休憩のとり方などを工夫すればどのようなバイクでもツーリングは可能だともいえます。

以下では「ツーリングに適した」という区分を設けていますが、ご自身が乗ってみたい・乗っているバイクがない場合であっても、以下の内容を参考程度に捉えてご自身の価値観も大切にしてもらえればと思います。

ツーリングに適したバイクの車種

まずはバイクの車種からツーリングとの相性を見てみましょう。ツーリングに適した車種としては以下のものが挙げられます。

  • ツアラー
  • クルーザー(アメリカン)
  • アドベンチャー
  • ビッグスクーター

それぞれを詳しく見ていきましょう。

ツアラー

ツアラーとは、スーパースポーツバイクのスタイルをベースに、ツーリングに適した、つまりは長距離移動の負担を軽減するような仕様にスタイルをアレンジさせたバイクのことを指しています。

SS(スーパースポーツ)バイクの性能がベースにあるため、加速性能・可動性等に優れており、高速道路でも快適に走れるとともに扱いやすさが魅力です。また、フルカウル仕様のツアラーともなると強風による負担も軽減することができます。

クルーザー(アメリカン)

かのハーレーに代表される、車高が低く、ワイルドかつどっしりとした外観・走行スタイルが特徴的なバイクです。アメリカンという名で呼ばれることもあるように、元々アメリカの広大な大地を如何に負担なく移動できるかを検討して開発が進められたバイクです。

スポーツバイクほどの可動性を活かした走行は苦手ですが、ゆったりとしたライディングポジションで走れるため長距離走行には最適であり、積載性に優れているのもツーリングとの相性を高めている要因です。

アドベンチャー

アドベンチャーバイクとは、オフロードバイクをベースにオンロードにおける高い走行性能さえも追求された、いわば、オフロードとオンロードのいいとこ取りを実現したハイブリッドなバイクです。

オフロードがベースにある車種スタイルであるためSSバイクよりも悪路走破性が優れていることに加え、高速道路等においては大型のカウルが優れた防風性を発揮して、クルーザーにさえ引きを取らない直進安定性さえも備えています。

ビッグスクーター

ビッグスクーターとは排気量が250cc以上のスクーターのことであり、他のバイクとは異なる顕著な特徴としてはオートマチックトランスミッションであることが挙げられ、ゆったりとした運転姿勢で走行できる点が特徴的なバイクです。

さらに、スクーターがビッグサイズに変貌したバイクでもあるため、大容量の収納スペース、安定感のある車体、パワフルなエンジン等が相まって街乗りをはじめとして、長距離移動に適したバイクだといえます。

バイクの排気量

長距離・長時間を走行するというのがツーリングというイメージをお持ちの方も多く、それに合わせて「排気量が大きい大型バイクの方がいいのでは」とお考えの方もいらっしゃるかと思います。

しかしながら一概にそのような考えがあてはまるということはなく、中型バイク・大型バイクそれぞれにツーリングにおけるメリット・デメリットがあります。以下から確認していきましょう。

中型バイクのメリット・デメリット

中型バイクのメリット・デメリットは以下の通りです。

  • メリット1:普通自動二輪免許取得で走行できる
  • メリット2:基本的に大型バイクより車両単価が安い
  • メリット3:大型バイクと比較して可動性が高い
  • デメリット1:大型バイクと比べると馬力が小さくなり
  • デメリット2:大型バイクと比べると走行中の振動が伝わりやすい
  • デメリット3:スピードを上げようとすると耐久性を犠牲にすることになる

中型バイクは大型バイクと比べると可動性の高さや費用面での負担が小さいのが特徴であり、まだ免許を取得していない人にとっては免許取得からツーリング開始までの取り組みやすさもひとつの特徴だといえます(※)。

もちろん高速を走行することができますが、パワーという観点では大型バイクに譲ることとなるため、むしろ街乗りを楽しみながらのツーリングという形でエンジョイしてみるのもいいのではないかと思います。

※大型バイクの免許取得(大型二輪免許)にあたって普通二輪免許を取得していることを条件としている自動車教習所もあるため

大型バイクのメリット・デメリット

大型バイクのメリット・デメリットは以下の通りです。

  • メリット1:圧倒的な馬力による余裕の高速性能
  • メリット2:ギアチェンジが少なく済み、走行中の振動も伝わりにくい
  • デメリット1:大型二輪免許の取得が必要
  • デメリット2:車両単価が高い
  • デメリット3:車載が重いため走行以外の場面でパワーが求められる

大型バイクの何よりの魅力となると、大型バイクだからこそ実現できる加速・高速性能や安定性なのではないでしょうか?楽な運転姿勢をとりやすいスタイルのバイクも多く、走行中の振動も小さく抑えられるので長距離のツーリングには非常に適しているといえます。

しかしながら、それだけの性能を実現するに伴って車両単価が高くなることはもちろん、大型二輪免許の取得が必要であったりと費用的な側面では中型バイクに劣ることになりそうです。また、走行以外の場面で大型バイクを適切に操作するためには相応の時間が必要であるのも特徴だといえます。

バイクの足つき性

ツーリングは確かに長距離・長時間の走行を前提にしている節がありますが、その走行区間は下道で楽しむことも、高速で楽しむこともできます。

高速走行の場合には足を地面に着けることも少ないため、そのようなツーリングスタイルを想定する場合にはそこまで深く考慮する必要はありませんが、下道や街乗りを楽しみながらのツーリングスタイルを希望する場合には信号待ちの機会が増えますので、バイクの足つきもきちんと確認することが望ましいといえます。

ツーリング向けおすすめバイクを紹介

ツーリング向けおすすめバイク

ツーリングを想定したバイク選びの際に活用してもらいたい判断材料を身に付けてもらった最後に、ここではツーリングを始める際にぜひ候補として考えていただきたいおすすめのバイクをご紹介しようと思います。

ヤマハ:YZF-R125

ヤマハ:YZF-R125

ヤマハYZFシリーズから125ccバージョンとして登場している”YZF-R125”。フルカウルモデルとなっており走行中の安定性を確保しやすいことはもちろん、燃費が約42㎞/Lもあるのも長距離ツーリングに適している点だといえます。

ただ、125ccのバイクでは高速走行はできませんので、下道や街乗りを楽しみながらのツーリングをイメージしてもらえればと思います。

ホンダ:レブル250

ホンダ:レブル250

ホンダから登場している車種の中でも人気のモデルである、アメリカンバイクの”レブル250”。アメリカンバイクスタイルの走行は運転姿勢が楽であるためツーリングの際に疲れを感じにくく、優雅な姿勢でツーリングを満喫することができるかと思います。

カワサキ:W400

カワサキ:W400

カワサキの名車でもある”W400”。ツアラーモデルとして初心者の方にもおすすめされているモデルであり、クラシックな外観を呈していながら、エンジンスペックのクオリティが非常に高く、高速道路でもストレスなく走行できるモデルとなっています。

また、独特な鼓動を感じられるのもカワサキW400の特徴であるようで、この鼓動を楽しむライダーさんも多いようです。

ヤマハ:BOLT

ヤマハ:BOLT

ヤマハの人気大型バイクの一頭を担っているのが”BOLT”です。ハーレーを思わせるようなアメリカンタイプのバイクであり、その色合いも相まって高級感さえ感じさせる落ち着いた雰囲気を放っています。

加えて、燃費の面でも約30km/Lとコスパの良さを発揮しており、このような点でもツーリングに適した車種として人気を集めています。

【まとめ】いざ!気になる場所へ、気の向くままにツーリング!

長距離ツーリング 楽なバイク

ツーリングに適したバイクの選び方、おすすめの車種をご紹介してきましたがいかがでしたか?

この記事をきっかけに「ツーリングしてみたい!」とお考えになったバイク未経験者の方が少しでも増えてくれたらなとも思いますし、バイクの楽しみ方として「これからはツーリングにこだわってみよう!」と思われたライダーさんが増えてくれても嬉しく思います。

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