バイクを高く売るコツ

バイクにはエンジンオイルやタイヤなど適切に交換をしなければいけない消耗品があります。

皆さんはそれら消耗品のメンテナンスはどこまでちゃんとできているでしょうか。

もしかして、ちょっと調子が悪くなったり、異音などの症状を感じてからメンテナンスをしていますか?

新車で買ったバイクは定期的に点検しているが、中古車販売で手に入れた中古車バイクはついついメンテナンスを後回しにしがちではないですか?

パーツ交換はお金も手間もかかりますが、適切なタイミングで交換をしておけば、バイクの性能を最大限に引き出せるだけでなく、バイク自体の寿命も長引きます。

さらに、長期的にバイクを手放すことを視野に入れている方は、結果的に買取値が良かったケースも大いにしてあります。

今回はそんな消耗品の交換メンテナンス頻度をまとめてみました。

比較的に交換頻度が高い順から解説していきます。

交換頻度が”高い”モノ

以下が交換頻度が高く、比較的頻繁に交換しないといけないモノです。

  • エンジンオイル
  • オイルフィルター(オイルエレメント)
  • スパークプラグ
  • ブレーキパッド

エンジンオイル

バイクで最も頻繁に交換するものがエンジンオイルです。

エンジンオイルはエンジンの焼き付きを防止やエンジン内部の冷却・潤滑・洗浄など、さまざまな役割があります。

一般的な目安としては、「半年経過したもの」または「3000〜5000km走行したもの」でいずれか早い方とされています。

それ以上ほったらかしにするとエンジンに悪影響が出る可能性があり、2〜3年以上交換していないとエンジンが壊れる可能性が極めて高くなります。

例えば「長年エンジンオイルを交換してなくてエンジンが機能しなくなった」という事例はよくある話です。

調子が悪くなったエンジンは、オーバーホール(車体を分解して、不具合などの確認を行い、洗浄などのメンテナンス)を行わなければ、元の調子に戻すことができません。

したがって、消耗品の中でもとても重要なモノとなるため、基本的に1年に2回の交換、最低でも1年に1回は交換しましょう。

オイルフィルター(オイルエレメント)

オイルフィルターは、エンジンオイルを循環する際にホコリや塵などのゴミを取り除いてくれる役割があります。

オイルフィルターを交換しないとゴミをろ過できないため、直接ゴミがエンジンオイルに入り込みます。そして、混ざった状態でエンジンオイルが循環してしまいエンジンなどに悪影響が出る可能性があります。

エンジンオイルほど交換する必要はありませんが、1年に1回程度交換するようにしましょう。

基本的にオイルフィルターを交換する際は、エンジンオイル交換と一緒に行うのがオススメです。

スパークプラグ

スパークプラグは、ガソリンと空気が混ざった「混合気」を爆発させるため、ガソリンに火花を散らして点火するときに使用されます。

常に過酷な環境下で動作をするスパークプラグは、劣化してくるとエンジンの始動が悪くなったり吹け上がりが悪くなったりします。

最悪の場合、エンジンを動かすことができず止まってしまいます。

走行距離が多い人は走った距離を意識しながら適切な時期に交換するようにしましょう。

一般的に「3,000km~5,000kmに1回交換(スパークプラグメーカーが推奨している目安)」とされています。

例えば、1年に3,000km~4,000km程度しか走行していない方の場合、1年に1回交換になることでしょう。

そのため、1年に10,000km走行する方は、1年に3回ほど交換することになります。

また、エンジンの気筒数と同じ数のスパークプラグを買わなければならないので、購入時は注意しましょう。

ブレーキパッド/ブレーキシュー

ブレーキパッド(ディスクブレーキ用)やブレーキシュー(ドラムブレーキ用)は走行する車体にブレーキを掛けるために必要なパーツです。

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すり減ったブレーキパッドやブレーキシューを使い続けるとブレーキが利きにくくなるため、雨の日はもちろん、晴れの日でも非常に危険です。

一般的に5000km~1万キロとされており、使用頻度にもよりますが、ブレーキを多く使用すれば寿命が短くなります。

ブレーキパッド/ブレーキシューは目視で確認できます。

CB400SFなど前輪がダブルディスクブレーキを採用されている車種が交換する場合、ブレーキパッドを(前方2つ+後方1つ=計3つ)買わなければならないので注意しときましょう。

一般道での走行がメインの場合は高速道路での走行が多い場合に比べ、当然ですがブレーキを使用する頻度が多い為摩耗の進み具合も異なります。

走行距離だけでなく、ブレーキパッドの残りの厚みを確認し、3mm以下になる前が交換時期です。

交換頻度が”中くらい”のモノ

先ほどよりも交換頻度は低いですが、比較的頻繁に交換しないといけないモノです。

  • タイヤ
  • バッテリー
  • エアフィルター

以下で詳しく説明していきます。

タイヤ

バイクと地面を繋ぐ唯一のパーツであり、タイヤを適切な時期に交換を行わない事は危険です。

すり減ったり、時間が経ち古く固くなったタイヤは、本来のグリップ性能を発揮できず、転倒やブレーキのロックを引き起こします。

タイヤは走り方とタイヤの種類によって変わりますが、

ツーリングタイヤは10,000km~15,000kmほど持ちますが、ハイグリップタイヤは数千kmほどしか持ちません。

サーキット走行をするのであれば、1日のサーキット走行で終わります。

ツーリングタイヤであれは交換頻度は中くらいに分類されると言えるでしょう。

バッテリー

バッテリーが劣化してくるとライトが暗くなり、また寿命を迎えるとキーを回しても反応しなくなります。

交換時期は一般的に2年~3年とされていますが、メンテナンスが良ければ5年程度は持ちます。

長時間乗らない際にはバッテリーを外しておくことも長持ちさせるためにオススメです。

バッテリーは比較的頻繁に交換するものではないので、最後に交換した時期を意識して交換の時期を見定めましょう。

エアフィルター

エアフィルターは、エンジンの吸気を行う際、空気中のゴミなど不純物を取り除いてくれるパーツとなります。

交換せず放置していると、不純物の詰まりで吸気が悪くなってしまいます。

バイク本来のパフォーマンスを出せなくなることもあるので、3年~5年に1回は交換した方が良いでしょう。

都会の走行が多い場合は、渋滞も起きやすく空気中の排気ガスが充満しているので汚れもひどくなりやすいので、3年に1回程度でいいので確認しておきましょう。

バッテリーやタイヤよりも意識されにくいので一度気にしてあげるといいかもしれません。

交換頻度が”低い”モノ

上記で説明した箇所に比べて交換する頻度は低いですが、長く乗り続けるならいずれメンテナンスをしなければならない部品について説明します。

チェーン

チェーンはタイヤを回す際に必要となるパーツです。

チェーンがたるんでいたり伸びきったまま走行を続けるとチェーンがはずれたり、切れてしまうことがあります。

一般的に10,000~20,000kmぐらいが交換時期とされていますが、メンテナンスの頻度にもよります。

しかし、チェーンの場合は、張り具合、洗浄、オイル注入などの日頃のメンテナンスが大事になります。

チェーンのメンテナンスは500km毎が推奨されています。

長持ちさせたい場合、自身やバイクショップなどでこまめにメンテナンスを行いましょう。

外見からも見てとれるので距離に関わらず、ロングツーリングなどをした際にもチェックすることがオススメです。

スプロケット

スプロケットはタイヤに動力を伝えるためにチェーンと一緒に必要になるパーツです。

2種類のスプロケットがあり、前方の方にある「ドライブスプロケット」と後ろの方にある「ドリブンスプロケット」があります。

走行距離に応じた交換時期はなく、歯車が尖ってギザギザになったらという程度での交換時期の確認をします。

バイクの大きなエネルギーを受け止めている為に、当然劣化が著しいパーツです。

また、チェーンが傷んでいるとスプロケットにも悪影響を与えるので、交換する場合チェーンと一緒に交換するのが一般的です。

安全性を確保するために、チェーンとスプロケットの確認し、定期的なメンテナンスを行いましょう。

ブレーキフルード/フロントフォークオイル

​​ブレーキフルードとは、油圧式ブレーキ(ハンドル周りにタンクが設置してあるバイク)においてブレーキ動作を正常に働かせるための作動油です。

ブレーキフルードが劣化し茶色く変色すると、ブレーキが効きにくくなる可能性が出てきます。

経年劣化による性能低下に対応するため、目安として2年に1回の交換が推奨されています。

使用状況によってはほとんど走行せず2年を経過することもあるでしょうが、空気に触れれば吸湿は進行するのでやはり交換は必要です。

フロントフォークとは、バイクの前側にあるフロントタイヤとホイールを挟んで左右にあるサスペンションのことです。

サスペンションは、クッションのように衝撃を吸収する役割があり、バイクの乗り味や走行安定性を決める重要な役割を果たしています。

内蔵されているオイルが劣化すると、振動を吸収する力が低下してしまうので、バイクショップでは、10,000kmまたは1〜2年に1回程度のフロントフォークオイル交換をオススメしているケースが多いです。

フロントフォークを外したり分解するのは難しいので、バイク屋さんにお願いするのがいいでしょう。

メンテナンスができなかったバイクを買取可能

基本的に日頃からメンテナンスを行っている方が、買取の際に良い値がつきやすいです。

今までオイル交換や部品交換などのメンテナンスをしてこなかった方でも、今から直すのは遅くはありません。

しかし、貴重なお金や時間を費やしてから買取や査定の依頼をするのは、なかなかの手間になってしまいます。

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