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広大な大地と澄んだ空気、四季折々に表情を変える自然。北海道は全国のライダーにとって憧れの地であり、ゴールデンウィークはその走り始めにぴったりのシーズンです。雪解けが進み、各地の道路も走りやすくなるこの時期、バイクで巡る北海道は格別の魅力にあふれています。北の大地に吹き抜ける春風とともに、エンジンをかけて走り出す爽快感は、この時期ならではの特別な体験です。
北海道ならではの広々とした道路や、視界いっぱいに広がる大自然のスケール感は、本州ではなかなか味わえない魅力。ライダー同士の交流も盛んで、各地の道の駅や休憩ポイントでは自然と会話が生まれるのも、ツーリングの楽しみのひとつです。また、ゴールデンウィーク期間中は各地でイベントも開催されており、地元グルメや特産品に出会えるチャンスでもあります。
今回は、ゴールデンウィークにぜひ訪れたい北海道のツーリングスポットを、ルートや見どころとともに紹介します。初めて北海道を走る方にも、何度も訪れているリピーターにもおすすめの絶景エリアばかりです。バイクとともに風を切り、春の北海道を全身で感じる旅に出てみましょう。
オロロンライン|日本海と風車が連なる絶景シーサイドロード
札幌から日本海沿いに北上する「オロロンライン」は、北海道を代表するシーサイドツーリングルートです。石狩市から稚内市まで約300kmにわたり続くこの道は、まっすぐな一本道と日本海の青が織りなす開放感に満ちた風景が魅力。特に「道道106号線」区間では、海と草原の間をひたすら走るような感覚を味わえます。
道中には風力発電の風車群や、利尻富士を望める「サロベツ原野」など、写真映えするスポットも点在。北上するごとに景色が変わるのも魅力で、ライダー同士が手を振り合う文化もこのルートの楽しさの一つです。さらに、夕暮れ時にはオレンジ色に染まる日本海を眺めながら走れるポイントも多く、まさに一日の終わりにふさわしいロマンチックな時間を過ごすことができます。
地元の名産であるホタテやウニを味わえる飲食店も豊富で、グルメなライダーにも満足度の高いルートです。稚内周辺まで足を伸ばせば、宗谷岬という日本最北端の地にも到達でき、ライダーにとっては特別な到達点となることでしょう。
美瑛・富良野|色彩豊かな丘陵地帯を走る絶景ツーリング
北海道の中央部に位置する美瑛・富良野エリアは、なだらかな丘と広大な畑が織りなす景色が広がる絶景地帯。ゴールデンウィークはまだ花のピーク前ではあるものの、新緑が美しく、空の青とのコントラストが心地よい時期です。
「パッチワークの路」や「ジェットコースターの道」など、ツーリングに最適なルートが点在しており、のびやかなワインディングが続くため、走りの楽しさも抜群。ライダーに人気のカフェや絶景ビュースポットが点在し、のんびりと風景を楽しむスタイルにもぴったりです。
早朝の静けさの中で丘陵地を駆け抜ける時間は、北海道でしか味わえない贅沢な体験となるでしょう。地元の農産物を使ったスイーツや軽食を楽しめるカフェも充実しているので、ツーリングの合間に一息つくのにも最適です。さらに、富良野ワインやチーズ工房など食の魅力も豊富で、観光とツーリングを同時に楽しめるエリアです。
季節ごとに移り変わる花の景色を感じながら走れるこの地域は、感性を刺激し、心を癒やしてくれる特別な時間を与えてくれるでしょう。
知床半島|世界自然遺産の雄大な大地を感じるツーリング
道東に位置する知床半島は、世界自然遺産にも登録された大自然が残るエリア。ウトロから羅臼へと抜ける「知床横断道路(道道93号)」は、標高が高く雪解けが遅いため、ゴールデンウィーク頃がちょうど開通直後という場合も多く、待ちに待ったシーズンの到来となります。
このルートはダイナミックな山岳風景と、運が良ければ野生動物との出会いもあるワイルドな魅力に満ちています。途中の知床峠では、天気が良ければ国後島を遠望できる絶景が広がります。羅臼側に降りれば、温泉や地元の海鮮グルメを楽しめるスポットも多く、ツーリングの締めくくりにもぴったりです。
知床ならではの自然体験アクティビティと組み合わせることで、一日を通して大自然を満喫する旅が可能です。道中にはクマ注意の看板も多く、自然のスケールを感じられると同時に、安全対策にも気を配りたいルートです。
道の駅「うとろ・シリエトク」などの施設では観光情報も得られ、周辺観光とセットで楽しめる構成となっています。観光船に乗って海から知床の断崖を眺めるアクティビティと組み合わせれば、さらに深く知床の魅力を感じることができます。
支笏湖・洞爺湖|湖と山に囲まれたリゾートツーリングルート
札幌からアクセスしやすい支笏湖・洞爺湖エリアは、自然豊かな湖畔の道がライダーに人気のスポット。とくに国道453号・276号を経由するルートは、程よいワインディングと湖越しに見える山々の景色が織りなす、美しいツーリングルートです。
支笏湖周辺は、ゴールデンウィークの頃にはまだ残雪が見られることもあり、ひんやりとした空気と透き通った湖面が印象的です。洞爺湖では、中島を中心に円形に広がる湖と温泉街、そして昭和新山など、見どころも多く、1日かけてゆったりと回るのもおすすめ。
キャンプ場も整っているため、ライダー同士で前泊しながらツーリングを楽しむスタイルにも適しています。近くの道の駅や温泉施設も充実しており、バイク旅の疲れを癒すのにもぴったりなエリアです。
加えて、周辺には観光農園や体験施設も多く、休憩ついでに立ち寄れるのも嬉しいポイント。四季折々の果物を味わいながら過ごすひとときは、ライダーにとって忘れがたい思い出となるでしょう。
ニセコパノラマライン|名峰を望む爽快な山岳ルート
ニセコエリアにある「ニセコパノラマライン(道道66号)」は、羊蹄山やニセコ連峰を望みながら走れる人気の山岳ルート。特に岩内町側から倶知安町方面へと抜けるルートは、適度なカーブと標高の変化があり、走る楽しさと眺めの良さを同時に満喫できます。
標高が高いため開通は例年ゴールデンウィーク前後。雪の回廊が残ることもあり、幻想的な景色の中を走る体験ができるのはこの時期ならではです。途中の展望所では、道央エリアを一望できる場所もあり、休憩がてら記念写真を撮るのにも最適。
また、ニセコ周辺には個性的なカフェやベーカリーも点在しており、ライダーの間でも人気の休憩ポイントとなっています。温泉地も点在しており、走り終えたあとの癒やしスポットとしても充実しています。
さらに、宿泊施設も豊富なため、1泊2日でじっくり楽しむ旅にもおすすめです。道の駅「ニセコビュープラザ」では地元の新鮮野菜や特産品も手に入るため、お土産探しにも困りません。
まとめ
北海道のゴールデンウィークツーリングは、雄大な自然と季節の移ろいを全身で感じられる贅沢な体験です。エリアごとにまったく異なる表情を見せる風景や、地元ならではのグルメ、そして心地よい走りを味わえるルートが満載。紹介したスポットはすべて、走って楽しく、訪れて印象に残る場所ばかりです。
雪解けが進み始めたこの時期、北海道の大地にエンジンを鳴らしに出かけてみてはいかがでしょうか。きっと、一生忘れられない景色と出会えることでしょう。バイクとともに走る春の北海道は、冒険心と癒しを同時に与えてくれる至福の旅となるはずです。