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関西エリアは、自然が織りなす壮大な風景と、歴史の息づく街並みが絶妙に融合した、まさにツーリングの楽園ともいえる場所です。広大な海岸線に沿った潮風感じるルート、なだらかな山岳地帯を走るワインディング、そして古都ならではの風情ある街道など、多彩な表情を持つ関西は、バイクで巡ることでその魅力が一層引き立ちます。
とくにゴールデンウィークは、春の陽気に包まれた絶好のツーリングシーズン。気温も安定しており、自然の息吹を肌で感じながら爽快に走れる季節です。道端に咲き誇る花々や新緑の山々、心地よい風が頬を撫でる感覚は、車では味わえないバイク旅ならではの醍醐味といえるでしょう。
今回は、そんな魅力あふれる関西エリアの中から、ライダーたちの間で高い支持を集めるおすすめツーリングスポットを厳選して5つご紹介します。それぞれのスポットには、それぞれ異なる魅力と物語があります。大地の息吹と風の匂いを全身で感じながら、五感を研ぎ澄ませて走る旅へ出てみませんか?あなたのバイクライフに、新たな発見と感動が加わることでしょう。
琵琶湖一周(ビワイチ)|湖と風が語りかける開放感ルート
滋賀県に広がる日本最大の湖「琵琶湖」。その湖畔をぐるりと巡る「ビワイチ」は、四季を問わずライダーに人気の鉄板ルートです。湖面がキラキラと陽光を反射し、どこまでも続く水平線のような景観が、非日常の旅へと誘ってくれます。
南側の大津から走り始め、比叡山を左手に見ながら北上。やがて姿を現す湖北の自然美は、静謐で神秘的。春のビワイチでは、満開の桜並木や若葉のトンネルをくぐる道もあり、視覚的にも贅沢なひとときが味わえます。休憩には、湖岸に点在する「道の駅」や「びわ湖テラス」などを利用すると、絶景を前にリラックスできるでしょう。
さらに、グルメにも注目。近江牛のステーキやうな重、名物の鮒ずしなど、土地の恵みを活かした食事がライダーのエネルギーをチャージしてくれます。高速道路を使えば大阪や京都からのアクセスも良く、日帰りから一泊ツーリングまで楽しめるのも魅力です。
淡路島一周|海と空のグラデーションを駆け抜ける島旅
兵庫県の南に浮かぶ淡路島は、まさにバイクで走るためにあるかのようなロケーション。海沿いのなだらかな道が続き、空と海が一体化したような絶景に包まれながらのライディングは、まるで夢の中を走っているような感覚を味わえます。
明石海峡大橋を渡ると、そこはもう別世界。右に左に曲がるワインディングを抜ければ、「淡路サンセットライン」と呼ばれる西海岸ルートへ。特に夕暮れ時は、海面がオレンジ色に染まり、まるで絵画のような世界に出会えます。
観光名所も豊富で、「道の駅うずしお」では渦潮とともに淡路島バーガーを味わえ、「あわじ花さじき」では季節の花畑が視界いっぱいに広がります。アップダウンがある道は、走り応えも十分。島ならではの解放感に身を委ねて、五感で淡路島を堪能しましょう。
美山かやぶきの里|古き良き日本と出会う山間ルート
京都府南丹市にある「美山かやぶきの里」は、現存する茅葺き屋根の集落として知られる貴重なスポット。どこか懐かしく、映画の中に迷い込んだような雰囲気が漂います。ツーリングでこのエリアに向かうには、周山街道(国道162号)を北上するルートが王道。信号が少なく、のどかな景色が続く快適な道のりです。
集落に近づくにつれて、空気がぐっと澄み、鳥のさえずりや川のせせらぎが耳に届くようになります。ゆるやかにカーブする道を走れば、田んぼや木々の間から現れる茅葺き屋根が少しずつ姿を現し、そのたびに胸が高鳴ります。
現地では、地元食材を使った手打ち蕎麦や郷土料理も楽しめ、心も体も温まるひとときが過ごせます。慌ただしい日常を離れ、ゆったりとした時間が流れる山里で、穏やかな旅を満喫してみてはいかがでしょうか。
信貴生駒スカイライン|山の稜線を走るスリルと絶景
奈良と大阪の境界を走る「信貴生駒スカイライン」は、スリリングなワインディングと大パノラマを一度に楽しめる、まさにライダー好みのスカイロードです。程よいカーブと高低差が続き、走るごとに表情が変わる山の景観に、思わずアクセルにも力が入ります。
山上にある「鐘の鳴る展望台」や「十三峠展望台」からは、大阪市街のビル群が一望でき、晴れた日には遠く六甲山まで見渡せることも。昼間の爽快さもさることながら、日没後の夜景は関西屈指の美しさを誇り、カップルライダーにも人気です。
途中には、信貴山朝護孫子寺や開運橋といったスポットもあり、文化と自然の融合を味わえるのもこのルートの魅力。バイクを停めて一息つけば、静けさの中に山の息吹が感じられ、心もリセットされていきます。
丹後半島|日本海を望むロマンティックな北の果てへ
京都府北部、丹後半島は「走るほどに惚れる」と言われるほど、自然が織りなす絶景ルートが詰まったエリア。日本海の蒼さと断崖絶壁が織りなす風景は、他では味わえない独特のスケール感があります。
丹後半島一周ルートでは、「伊根の舟屋」や「経ヶ岬」「丹後松島」などの絶景名所が連続し、まさに写真映えスポットの宝庫。伊根では、まるで海に浮かぶような家々が連なる光景が広がり、昔ながらの漁村文化に触れることもできます。
道中の「道の駅舟屋の里伊根」や「天橋立ビューランド」では、食事や休憩にも困りません。新鮮な海鮮丼や地酒を味わえば、旅の楽しみがさらに広がります。関西の端に位置することから、距離こそありますが、それを補って余りある魅力が詰まった、ライダー憧れのエリアです。
まとめ
関西には、風とともに駆け抜けたくなる魅力的なツーリングスポットが満載です。海と空が溶け合う淡路島、歴史と自然が共存する美山、心躍るワインディングの信貴生駒スカイライン——どのルートも、きっとあなたの旅の記憶に深く刻まれるでしょう。
ゴールデンウィークは、忙しい日々から少し離れ、自分と向き合える特別な時間です。ぜひお気に入りのルートを見つけて、愛車とともに出かけてみてください。関西の風景と人の温かさが、きっとあなたの旅をより豊かに彩ってくれるはずです。