ここ数年、中古バイク市場がかつてないほど活況を見せています。新車よりも中古バイクの需要が高まり、価格も上昇傾向が続いているのが現状です。
「なぜ今、中古バイクの人気が高まっているのか」「これから査定額が上がる可能性が高いバイクにはどのような傾向があるのか」など、バイクユーザーなら気になるポイントを徹底解説します。
中古バイクの価格動向を把握することで、これからバイクを売る人も、購入を検討している人も参考になる内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
中古バイクの人気が高まっている3つの理由
中古バイクの人気が高まる背景には以下のような理由が考えられます。
世界的な部品供給不足と新車の納期遅延
近年、世界的な半導体不足や物流の混乱によって、多くのメーカーで新車バイクの生産・供給に大きな遅れが生じています。特に、コロナ禍以降は工場の稼働停止や原材料の高騰も重なり、新車を注文しても納期が数ヶ月から1年以上かかるケースも珍しくありません。
こうした背景から、すぐに手に入る「中古バイク」への需要が急増しています。新車が手に入らない代わりに、程度の良い中古車を探す人が増えたことで、中古市場全体が活況となっています。
バイク人気の再燃とユーザー層の広がり
近年のアウトドアブームや移動手段としてのバイク人気の再燃も、中古バイク需要を押し上げる要因となっています。特に密を避けた移動手段としてバイクが再評価され、若年層を中心に免許取得者が増加しています。
また、コロナ禍をきっかけにバイクに興味を持ったリターンライダーも増えており、新車には手が届かないものの、中古なら手頃に購入できるということで幅広い層が中古バイク市場に参入しています。
海外市場での需要増加と輸出価格の上昇
日本のバイクは品質の高さから海外市場でも非常に人気があります。特に東南アジアやアフリカ、中南米では、日本の中古バイクが高値で取引されています。
円安の影響も相まって、輸出業者による仕入れ競争が激化。国内の中古バイク価格にも大きな影響を与えています。
特にホンダやヤマハ、カワサキ、スズキといった日本メーカーのバイクは「壊れにくい」「パーツ供給が豊富」といった点で海外でも高く評価されており、輸出需要が高まるにつれて中古相場も上昇傾向にあります。
これから査定額アップが見込めるバイクの特徴
中古バイクの中でも、査定額が上がっている人気のバイクが多数あります。査定額アップを見込めるバイクを紹介します。
生産終了モデルや絶版車
中古バイク市場では、すでに生産終了となったモデルや絶版車の価値が年々高まっています。特に人気のネイキッドやレーサーレプリカ、オフロードバイクなどはプレミア価格がつくことも少なくありません。
以下のような車種は今後さらに価格上昇が期待できます。
ジャンル | 具体例 |
ネイキッド |
CB400SF、ゼファー400、バリオス |
レーサーレプリカ |
NSR250R、TZR250、RGV250 |
オフロード |
セロー250、XR250、KDX250 |
特に、排ガス規制の強化によって今後2ストローク車や空冷モデルはますます希少価値が高まり、状態の良い車両は高額査定が期待できます。
カスタムベースとして人気の高いモデル
中古バイク市場では、カスタムベースとして需要が高いモデルも高額査定に繋がります。特に、カフェレーサーやスクランブラー、旧車カスタムなどに使われるベース車両は年式を問わず根強い人気があります。
人気カスタム | ベース車両の例 |
カフェレーサー |
SR400、GB350、CB400SS |
スクランブラー |
TW200、FTR223、CL250 |
旧車カスタム |
Z400FX、CBX400F、XJR400 |
純正パーツが揃っている車両は、さらに高額査定が期待できます。
世界的に人気の「日本名車シリーズ」
海外需要も考慮すると、日本が誇る名車シリーズは今後も査定額アップが見込めます。特に排気量250cc~400ccクラスは海外でも需要が高く、輸出業者の買い付け対象となっています。
メーカー | 車種名 |
ホンダ |
モンキー125、CBR400RR、CB750 |
ヤマハ |
SR400、RZ250、XT500 |
カワサキ |
Z900RS、GPZ900R、エストレヤ |
スズキ |
カタナ、GSX-R400、グラストラッカー |
このほか、現行モデルでも世界的に人気が高いNinjaシリーズや、クロスカブ・スーパーカブなどの実用車も高い需要が続いています。
査定額アップのポイント
中古バイクを少しでも高く売るためには、査定前の準備や日頃の管理が重要です。以下に、査定額アップに直結するポイントを具体的に紹介します。
純正パーツを揃えておく
カスタムが施されたバイクでも、純正パーツが揃っている車両はプラス査定につながることが多いです。特にマフラーやハンドル、ウインカーなど、純正パーツの有無は重要なチェックポイントです。
「購入時の状態に戻せる」という安心感があるため、カスタム好きな人にも純正派の人にも対応できる車両は評価が高くなります。
整備記録を残しておく
過去のオイル交換や点検整備の履歴がしっかり残っている車両は、丁寧に管理されていた証拠として評価されます。
特に車検証や整備手帳、点検記録簿が揃っている車両は「安心して次のオーナーに渡せるバイク」として査定額にプラスされやすくなります。
日頃の整備や交換部品の記録も、簡単なメモやレシートでも構わないので残しておくと好印象につながります。
外装の傷やサビをケア
バイクの第一印象を左右する外装の美しさも査定額に大きく影響します。
目立つ傷やサビはマイナスポイントになりやすいため、簡単に落とせる汚れやサビは事前にクリーニングしておきましょう。
需要が高まる時期に売却する
バイクは季節によって需要に波があります。特に春先から夏にかけてはバイクシーズンとなり、多くのライダーが中古バイクを探す時期です。
この時期には買取業者も在庫を確保するため、査定額が高くなる傾向があります
まとめ
中古バイク市場は、新車不足やバイク人気の再燃、海外需要の高まりなど、さまざまな要因が重なって活況を呈しています。
今後も生産終了モデルや人気カスタムベース車両、海外需要の高い日本名車などは価格上昇が期待されます。
売却を検討している方は、こうした市場動向をしっかり押さえた上で、ベストなタイミングで査定依頼をすることで、より高額で売却できる可能性が高まります。
これから中古バイクを売りたい方も買いたい方も、ぜひ市場の動きをチェックして賢い取引を目指しましょう。