バイクを高く売るコツ

バイクを長年乗らずに置いたままにしていませんか?実は、バイクは所有しているだけで毎年税金がかかります。例えば、50cc未満の原付でも年間2,000円、250cc超のバイクなら年間6,000円の税金を納める必要があります。
しかし、「いつかまた乗りたい」「どうやって処分したらいいのか分からない」といった理由で、処分を先延ばしにしている方も多いのではないでしょうか。
バイクの処分には、費用や手間の面でいくつかの方法があります。さらに、ナンバープレートの取り扱いも気になるところです。返納の手続きは排気量によって窓口が異なり、必要な書類も変わってきます。
この記事では、バイクの処分方法の選び方から、ナンバープレートの取り扱い、手続きの進め方まで、ポイントを分かりやすく解説していきます。古いバイクを処分したい、でも何から始めればいいのか分からない、という方の参考になれば幸いです。

バイクを処分する方法


バイクの処分には、複数の選択肢があります。費用面や手続きの手間など、それぞれ特徴が異なるため、自分の状況に合った方法を選びましょう。以下の5つの方法から、目的や予算に応じて最適な処分方法を見つけることができます。

指定取引所

全国約170か所ある自動車リサイクル促進センターの指定取引所では、対象車両であれば無料で引き取りが可能です。リサイクル料金もかからず、環境にも優しい処分方法といえます。ただし、自分で運び込む必要があり、対象車両でないと引き取りを断られる場合もあります。利用の際は、事前に対象車両かを確認し、運搬手段も考えておく必要があります。

廃棄二輪取扱店

バイクショップの中には、環境大臣の指定を受けた廃棄二輪取扱店があります。こちらは収集や運搬も依頼できるため、自分で持ち込む手間がかかりません。費用は数千円から1万円程度で、適正なリサイクルが行われるため安心です。店舗によって料金が異なるので、複数の取扱店に見積もりを取ることで適正価格を知ることができます。

バイク廃車専門業者

バイク廃車専門業者は、無料で回収から廃車手続きまで一括で対応してくれます。海外で販売したり、部品として再利用したりすることで、サービスを無料で提供できています。手間がかからず費用面でもメリットがありますが、業者選びは慎重に行う必要があります。実績や口コミをチェックして業者を選ぶと良いでしょう。

買取業者

バイクが走行可能な状態であれば、買取業者への売却という選択肢もあります。年式が新しい、人気車種、状態が良いなどの条件が揃えば、高額での買取も期待できます。多くの場合、査定は無料で、廃車手続きも代行してくれます。買取価格には差があるので、複数の業者で査定を受けると良いでしょう。

不用品回収業者

ヘルメットやグローブなどのバイク用品をひとまとめに一括で処分したい場合は、不用品回収業者の利用も選択肢の一つです。時間や曜日を指定できる利点がありますが、費用は5,000円から1万円程度かかります。悪質業者もいるため、見積もりは必ず事前に確認し、自治体に登録された業者を選ぶことが大切です。

処分の際ナンバープレートは外すべきか?


バイクの処分方法を決めたら、次はナンバープレートの扱いを考える必要があります。買取業者や廃車専門業者に依頼する場合、基本的にはナンバープレートを付けたままで問題ありません。むしろ、自走できる状態であれば、ナンバープレートが付いていた方が査定額に好影響を与える可能性があります。
一方、個人売買や譲渡の場合は、トラブル防止のためにナンバープレートを外しておくと安心です。所有者が変わっても名義変更が行われないと、軽自動車税や自動車重量税の請求が元の所有者に来てしまう可能性があるためです。
ナンバープレートを外す際は、通常ドライバー1本で取り外せます。ただし、盗難防止ネジが使われている場合や、錆びついて固くなっているケースもあります。無理に外そうとしてナンバープレートを破損させないよう慎重に作業をしましょう。

ナンバープレートを返納する際の手続き


バイクのナンバープレートを返納する際の手続きは、排気量によって窓口や必要書類が異なります。以下では、排気量別に返納手続きの方法を説明していきます。事前に必要書類を準備することで、スムーズに手続きを進めることができます。

125cc以下の原付の場合

原付バイクの場合は、市区町村の役所で手続きを行います。必要なものは、ナンバープレート、標識交付証明書、印鑑(認印可)です。窓口で軽自動車税廃車申告書兼標識返納書に必要事項を記入し、提出します。書類を紛失した場合でも手続きは可能ですが、その旨を窓口で伝える必要があります。手続き完了後、廃車申告受付書が発行されます。

125cc以上250cc以下の軽二輪の場合

軽二輪の場合は、管轄の陸運局で手続きをします。必要なものは、ナンバープレート、軽自動車届出済証、印鑑です。窓口で軽自動車届出済証返納証明書交付申請書など必要書類を受け取り、記入して提出します。書類を紛失した場合は、窓口で理由書を記入すれば手続きを進められます。一時抹消の場合は手数料500円が必要になります。

250cc以上の小型二輪の場合

小型二輪も陸運局での手続きですが、必要書類が少し異なります。ナンバープレート、自動車検査証(車検証)、印鑑に加えて、抹消登録申請書や手数料納付書なども必要です。一時抹消の場合は350円の手数料がかかります。書類紛失時は理由書の提出で対応できますが、再発行不可能なものもあるため、書類の保管には気を付けましょう。

まとめ


バイクの処分方法は、指定取引所、廃棄二輪取扱店、廃車専門業者、買取業者、不用品回収業者など、複数の選択肢があります。状態の良いバイクなら買取査定を受けることで、処分費用の負担なく、場合によっては収入を得られる可能性もあります。
ナンバープレートの取り扱いは、処分方法によって変わってきます。業者への依頼なら付けたままでも問題ありませんが、個人売買の場合は返納する方が無難です。返納手続きは排気量によって窓口が異なり、必要な書類も違います。書類を紛失しても手続きは可能ですが、窓口への事前確認があると安心です。
廃車手続きを4月1日までに済ませれば、その年度の税金を払わなくて済みます。計画的に処分を進めることで、余計な出費を抑えることができます。