ツーリングの休憩場所に選んだ場所が入りづらかったり、大人数での集合場所としてはわかりにくかったりした経験をお持ちのライダーの方も多いのではないでしょうか。目的地は決まっていても、道中のコース選びや休憩場所の確保は念入りに行っておきたいところです。
特に景色のいいコースは山道も多く、疲労も溜まりやすいので、スタート・ゴール地点や休憩スポットはしっかりと調べておくことをおすすめします。
この記事では、埼玉県にあるツーリングにおすすめの道の駅を4箇所ピックアップしてご紹介します。ぜひ、次のツーリングを計画する際の参考にしてみてください。
道の駅 こすげ
WEBサイト http://kosuge-eki.jp/
Googleビジネスプロフィール https://goo.gl/maps/qFsE6hwbDW53M6ke7
「道の駅 こすげ」は、多摩川最上流付近の大自然に囲まれた「小菅村」にあります。山の上の開けた場所にあるため、解放感が抜群。バイク専用の駐輪場が設置されているので、ライダーの休憩スポットにおすすめです。
周辺には人気のツーリングコースが多数あり、青梅方面から国道411号線経由で奥多摩を抜けるルートは定番のコース。どのルートを使っても休憩にちょうどいい場所にあるので、多数のライダーで賑わっています。
山中の温泉でゆったりと
周辺のツーリングコースを走ったあとには、「道の駅 こすげ」の隣にある「小菅の湯」でさっぱりしてはいかがでしょうか。
pH9.98の高アルカリ性の泉質で、「美人の湯」として人気があります。露天風呂や五右衛門風呂、寝湯、サウナなど9種の浴槽があるほか、休憩所と食事処が完備されているので、お風呂あがりにゆっくりと休むことが可能です。
小菅村名産「山女魚」を味わう
小菅村では、民間で初めて養殖に成功した山女魚(ヤマメ)が名産です。「道の駅 こすげ」の物産館前では山女魚の塩焼きが販売されています。炭火でふっくらと焼かれた山女魚は、頭からしっぽまで全部食べられて贅沢なことこの上なしです。
さらに、「山女魚のカリカリ揚げ」や「山女魚のアンチョビ」などさまざまな山女魚商品も並んでます。「山女魚のアンチョビ」は、道の駅内にある「源流レストランの石窯ピザ」でも楽しむことが可能です。
「源流レストランの石窯ピザ」は、石窯で焼き上げた本格的なピザ。中でも「山女魚のアンチョビピザ」は、塩気のあるアンチョビとヒラタケのクリームとの相性が抜群で、カリッと焼かれた生地とマッチした絶品です。
道の駅 にらさき
WEBサイト https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/19158
Googleビジネスプロフィール https://goo.gl/maps/aW9bTXobhBHx263HA
「道の駅 にらさき」は国道141号線沿いにある道の駅。立ち寄りやすい場所にあるので、休憩スポットにおすすめです。
暗闇に浮かぶ建物が宇宙を連想させるからか「銀河の駅」とも呼ばれており、道の駅の反対側には宇宙船のようなドームがあります。暗くなってから到着するように予定してみるのも楽しいかもしれません。
国道の上を近代的な歩道橋が渡っているので、これを目印に道の駅を目指せます。
ドームの中は……ふれあいセンター「ゆ~ぷるにらさき」
「ゆ~ぷるにらさき」では、家族で楽しめる流れる温水プールや、露天風呂・寝湯・サウナなどを完備した温泉を楽しむことができます。
プールや温泉を楽しんだあとは、72畳の大広間でゆっくりと休憩することも可能です。ツーリングに併せて訪れてみてはいかがでしょうか。
10月は「トン汁祭り」
「道の駅 にらさき」では、毎年10月に「トン汁祭り」を開催。温かい豚汁がなんと無料で振舞われ、地元特産品が当たるゲーム大会などの催しも誰でも参加できます。
イベントには地元出身の有名人が訪れることもあるので、イベント情報を確認してぜひ足を運んでみてください。
道の駅 富士吉田
WEBサイト https://fujiyoshida.net/spot/11
Googleビジネスプロフィール https://goo.gl/maps/Ey5kHUGw4jPYYXWi6
「道の駅 富士吉田」は、富士山の北側、国道138号線沿いにある道の駅です。道の駅前には広い駐車場や多目的アリーナがあり、駐車場からは美しい富士山を眺めることができます。
「道の駅 富士吉田」は、富士山麓最大規模の道の駅となっており、休憩にも集合場所にも選べるスケール。富士山の旅におすすめです。
日本一硬い麵!?「吉田のうどん」
「道の駅 富士吉田」の軽食コーナーでは、郷土料理「吉田のうどん」を味わうことができます。歯ごたえとコシがとても強いのがこのうどん最大の特徴。醤油・味噌の出汁が麺に絡んで口いっぱいに広がります。
吉田のうどんには、うどんの具にしては珍しく、甘辛く煮た馬肉がトッピングされています。非常に味わい深く、ぜひ一度味わっていただきたい逸品です。
富士山を眺めながら足湯に浸かる
「道の駅 富士吉田」の駐車場付近にある足湯で、山道で疲れた体をリフレッシュしてはいかがでしょうか。足湯コーナー付近からも富士山を眺めることができるので、心も身体も癒されます。
「富士山天然水水汲み場」コーナーでは、無料で富士山の天然水を汲むことが可能です。持ち帰り用のペットボトルの販売もあり、誰でも利用できるので、ツーリングのお供にいかがでしょうか。
道の駅 甲斐大和
WEBサイト https://kaiyamato.com/
Googleビジネスプロフィール https://goo.gl/maps/uAKVWe4aSHtUcfVC6
国道20号線沿い、新笹子トンネルの西側付近にある「道の駅 甲斐大和」は、山梨県に二番目に古い道の駅です。
2,953メートルもある新笹子トンネルを抜けた先、あるいは入る前にある道の駅ですので、休憩スポットとして立ち寄っておくのがおすすめです。
北極点に到達したバイクが展示
「道の駅 甲斐大和」には、初めて北極点に到達したバイクが展示されています。冒険ライダー・風間深志氏が北極点到達時に使用したもので、車種はYAMAHAの「TW200改」です。
バイクとともに着用された服やグローブも展示されているので、ライダーとして一度は訪れてみたいスポットです。
山梨郷土料理づくり体験!
「道の駅 甲斐大和」では、山梨の郷土食「ほうとう」を自分で打つ体験ができます。「ほうとう」とは、うどんに似た麺で、うどんとは違い塩を加えずに水だけで生地を打つことにより、独特なまろやかさを生み出した麺です。
自分で打った麺はその場で食べることができます。漬物や郷土菓子「うらじろまんじゅう」もついてくるので、満足度も十分。ぜひ、一度体験してみてはいかがでしょうか。
道の駅 こぶちさわ
WEBサイト https://mkobuchisawa.jp/
Googleビジネスプロフィール https://goo.gl/maps/jTYuacuz2Z7TDGsY9
周りを樹木に囲まれた静かな場所にある「道の駅 こぶちさわ」は、森の中を走る県道11号線沿いにあり、道の駅の建物横には足湯が設置されています。
日帰り温泉で車中泊も安心
「道の駅 こぶちさわ」には、日帰り温泉が楽しめる「延命の湯」があります。車中泊だけでなく、休憩スポットとしてツーリングの疲れを癒すのにおすすめです。
「延命の湯」
営業時間:10時~23時(受付終了:22時30分)
入浴料金:市外……大人830円 小学生420円
市民……大人460円 小学生210円
※幼児(6歳未満)無料
(料金は2023年3月27日現在、WEBサイトなどから引用した情報です)
宿泊施設も完備!
「道の駅 こぶちさわ」には、日帰り温泉「延命の湯」がある宿泊施設「スパティオ小渕沢」が併設されています。
施設内には宴会場やレストランがあるほか、「スパティオ体験工房」で陶芸や蕎麦打ち、パンづくりなどを体験することも可能です。また、宿泊者限定で、パワースポットとしても人気がある源泉掛け流し「あかまつの湯」を利用できます。
道の駅 たばやま
WEBサイト https://nomekoiyu.com/michieki/
Googleビジネスプロフィール https://goo.gl/maps/apQzrg7rsJkxkZxHA
奥多摩から甲府方面へと走る国道411号線沿いにあるのが、「道の駅 たばやま」です。奥多摩近辺はワインディングやツーリングルートとして人気があり、休日にはライダーで賑わうスポットになっています。
「のめこいの湯」でリフレッシュ!
「道の駅 たばやま」に併設されている「のめこいの湯」で、疲れをリフレッシュするのがおすすめです。「のめっこい」は地域の方言で「つるつる、すべすべ」という意味であり、温泉に浸かると肌がつるつるになります。
硫黄の匂いがするお湯で、神経痛・筋肉痛・冷え性・疲労回復に効き目があるのが特徴です。ツーリングの休憩に適した効能と言えるでしょう。
「のめこいの湯」
営業時間:入浴……10時~19時(最終受付:18時)
食事……11時~19時(ラストオーダー:18時30分)
定休日:毎週木曜日
入浴料金:大人(中学生以上)900円
小人(小学生)450円
小学生未満無料
※キャンプ場などに宿泊の場合 大人300円 小人100円
(料金は2023年3月27日現在、WEBサイトなどから引用した情報です)
近隣のキャンプ場利用もおすすめ!
「道の駅 たばやま」近隣には、いくつかのキャンプ場が点在しています。スケールの大きい自然を感じることができるので、車中泊目的の場合にはキャンプ場を利用してみるのもおすすめです。
道の駅 はくしゅう
WEBサイト https://michinoeki-hakushu.com/
Googleビジネスプロフィール https://goo.gl/maps/EAGCNU45H6Ca8Z79A
中央自動車道「長坂IC」から10㎞ほどのところにあるのが、「道の駅 はくしゅう」。道の駅とスーパーマーケットが隣接しており、車中泊で必要になったものなどを購入するのに便利なスポットです。
ただし、道の駅とスーパーマーケットへの進入路が一緒になっており、スーパーマーケット側へ行く車が横断するため注意してください。
道の駅内では名水百選に選ばれている「白州の水」を無料で飲むことができ、ポリタンクを持って汲みに来る人があとを絶ちません。
「RVパーク」がオープン!
「道の駅 はくしゅう」では、2021年6月に「RVパーク」がオープンしました。
「RVパーク」とは、日本RV協会が「快適に安心して車中泊ができる場所」を提供するために定めた条件を満たす車中泊施設のことです。
「RVパーク」の条件
・余裕のある駐車スペース
・24時間利用可能なトイレ
・100V電源が使用可能
・入浴施設が近隣にある
・ごみ処理が可能
・入退場制限が緩やか
・看板の設置
・複数日の滞在が可能
「RVパーク はくしゅう」
利用料金:2,000円/台
チェックイン:15時~17時30分
チェックアウト:9時~10時
※原則予約不要
近隣には入浴施設も!
「道の駅 はくしゅう」から約5分の距離にある「尾白の湯」で、疲れた体をリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。尾白川河岸の地下深くから湧き出る超高濃度の温泉で、多数のミネラルを含んでおり、疲労回復や温熱効果が期待できます。
「尾白の湯」
営業時間:温泉……10時~20時(最終受付:19時30分)
食事……12時~18時30分(ラストオーダー:18時)
入浴料金:市外……大人830円 小人430円
市民……大人420円 小人210円
道の駅 つる
WEBサイト https://1000nentsuru.com/
Googleビジネスプロフィール https://goo.gl/maps/obwuKNWHM5sP6B8bA
国道139号線を都留方面へ走った先にある「道の駅 つる」です。首都圏から富士山を目指すツーリングのお馴染みのルート上にあり、ライダーも多数訪れています。
リニア実験線が道の駅の上にある高架を走っており、近隣にあるリニア見学センターでは走行中の実験車を見学することが可能です。
駐車場は広々としており、バイク専用駐車場も完備しているため、ツーリングの休憩スポットや集合場所としてもおすすめの道の駅です。
隣接する「RVパーク」が利用可能!
「道の駅 はくしゅう」同様に、「道の駅 つる」にも「RVパーク」が設置されています。車外での椅子・テーブルの展開も可能で、とても広々とした作りが特徴的です。
利用料金:2,552円/台(トレーラー含む)
チェックイン:13時~17時
チェックアウト:10時
予約:前日の17時までに予約(当日空きがある場合は当日予約可能)
※当日キャンセルでもキャンセル料なし
泊まれる温泉「より道の湯」もおすすめ!
「道の駅 つる」には隣接する入浴施設がありませんが、道の駅から約11分ほどの距離には、泊まれる温泉として有名な「より道の湯」があります。
食事付きや岩盤浴付きなどが選べる「手ぶらで満喫プラン」があり、荷物に制限のあるライダーでも気軽に利用できますので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
「より道の湯」
お食事付きプラン:2,100円
お食事・岩盤浴付きプラン:2,400円
より道満喫プラン:5,100円
※全てのプランにタオル・館内着付き
まとめ
今回は、数ある山梨県の道の駅・おすすめスポットをご紹介しました。富士山麓にある道の駅やバイクにゆかりのある道の駅など、バイク乗りとして一度は訪れたいスポットばかりです。
ぜひ、次回のツーリング計画を立てる際に今回ご紹介した情報をお役立ていただき、存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。