「行き当たりばったりで出発してしまったため、休憩できる場所がなかった…」、初心者ライダーならそんな経験があるのではないでしょうか。最初から最後まで楽しいツーリングにするためにも、そして安全面の観点からも、しっかりと休憩をとれるようなツーリングコース選びが大切です。
今回おすすめする千葉県の道の駅は、主要道路やバイパス沿いなどに設置されており、ツーリングの休憩や集合場所の候補として最適です。大型車からバイクまでさまざまな車種に対応している駐車場をはじめ、グルメスポットも多数。なかには、温泉や足湯、家族で楽しめるアミューズメント施設が設置されているところも少なくありません。
道の駅 房総の駅 とみうら
WEBサイト https://bosonoeki-tomiura.jp/
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国道127号線、館山バイパス沿いにある「道の駅 房総の駅 とみうら」は、館山自動車道の冨浦ICからすぐのところにあり、アクセスしやすい道の駅です。この道の駅では地元で獲れた新鮮な海鮮を食べることができますので、グルメ好きには特におすすめ!
ただし、ひとつ注意しなければならないのは、「道の駅 房総の駅 とみうら」には二輪用の駐車スペースがないことです。ツーリングで訪れる際は、道の駅前の4輪駐車場の空きスペースなどを利用しなければいけない点を考慮すると、「集合場所」というよりは「寄り道・休憩スポット」として利用するのが良いかもしれません。
しかし、それをもっても余りあるほどのおいしい海鮮が楽しめますので、ぜひ訪れてみていただきたいスポットです!
海鮮グルメは絶対に食べてほしい!
「道の駅 房総の駅 とみうら」内にはさまざまな海鮮グルメを提供しているお店がありますが、なかでも特におすすめなのは「とみうら亭」の海鮮丼!超山盛りの「特選海鮮丼」、贅沢に具材をのせた「大トロ・うに・いくら丼」など、大満足間違いなしのラインナップです。
そのほかにも、新鮮な魚介類をビュッフェスタイルで楽しめる「浜焼き屋」や、秘伝の魚骨スープを使用した唯一無二の魚骨ラーメン専門店「うしおや」など、海鮮好きにはたまらないお店が立ち並んでいます。
スイーツは枇杷(びわ)で決まり!
「道の駅 房総の駅 とみうら」にある「枇杷倶楽部」では、さまざまな地元の枇杷(びわ)を使ったオリジナル枇杷商品や、枇杷を使ったスイーツを楽しむことが可能です。特に、「枇杷倶楽部」オリジナルの「びわソフト」は大人気スイーツ。南房総特産の枇杷を使用し、毎日手づくりしています。
「枇杷倶楽部」にはオープンテラス席もあるので、そちらで枇杷スイーツを楽しみながらゆっくりとした時間を過ごすのもおすすめです。
道の駅 ちくら・潮風王国
WEBサイト https://shiokaze-oukoku.jp/
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「道の駅 ちくら・潮風王国」は国道410号線沿いにあり、70トンクラスの漁船「第一千倉丸」の展示が特徴。レストランでは新鮮な魚介が並び、潮の香りを感じながら休憩できるスポットです。
魚介コロッケを味わおう!
「道の駅 ちくら・潮風王国」内にある「コロッケハウス」では、ほかではみられない魚介コロッケが食べられます。
「さざえコロッケ」「くじらコロッケ」「ひじきコロッケ」の3種類が展開。どれも道の駅限定となっていますので、ぜひ食べてみてくださいね。
写真撮影はここ。「第一千倉丸」
「道の駅 ちくら・潮風王国」の目印ともいえる漁船「第一千倉丸」は、サバ・サンマ漁に使用されていた70トンクラスの漁船のレプリカ。船橋(ブリッジ)まで登ることができ、そこからは千田海岸が一望できるので、ツーリングの記念撮影におすすめです。
道の駅 和田浦WA・O!
WEBサイト http://wa-o.awa.jp/
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南北に伸びる国道128号線沿いにある「道の駅 和田浦WA・O!」は、南北どちらからもアクセスしやすい道の駅。和田浦という土地は日本に4ヵ所しかない捕鯨基地のひとつで、この道の駅では鯨肉や加工品が売られています。
くじらを給食スタイルで提供!
「道の駅 和田浦WA・O!」内にあるお食事処「和田浜」は、給食を模して提供される「くじら給食」が看板メニューです。内容は季節によって異なり、数量限定。売り切れ必須のメニューとなっていますので、ぜひチェックしてみてください。
また、房総産のはちみつを使った、WA・O!限定「ハチミツとミルクのソフト」もおすすめ。ミルクのコクとハチミツの甘さの絡み合う大人気スイーツとなっていますので、くじら料理と一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。
くじらの標本は必見
「道の駅 和田浦WA・O!」の入口広場には、原寸大のシロナガスクジラの骨格標本が展示されており、その大きさは圧巻です。また、入館料無料の捕鯨に関する資料館も併設されており、現在にいたるまでの捕鯨に関する歴史を知ることができます。
そして近くの「和田漁港」では、7月~8月に決められた頭数だけツチクジラ漁が行われており、獲れた鯨の解体をその場で見学することも可能。ぜひ、訪れてみてください。
道の駅 和田浦むつざわ つどいの郷
WEBサイト https://mutsuzawa-swt.jp/
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「道の駅 和田浦むつざわ つどいの郷」は、2019年にできた比較的新しい道の駅で、ホテルのような美しい内装の施設です。道の駅全体がきれいな作りになっており、車中泊で利用するお客さんも少なくありません。
本格イタリアンが味わえる
「道の駅 和田浦むつざわ つどいの郷」内にあるレストラン「Trattoria Due」では、ピザやパスタ、アクアパッツァなどの本格的なイタリアンが楽しめます。また、ランチセットやコース料理もありますので、家族や恋人と訪れるのもおすすめです。
なお、平日18時以降は要予約制(二日前まで)となっていますのでご注意ください。
ツーリングを楽しんだ後は温泉でリフレッシュ!
「むつざわ温泉」では、ヨウ素を豊富に含んだ「かん水」とよばれる化石海水を天然ガスで温めた天然温泉が楽しめます。筋肉や関節の疲れ、疲労回復などに適応しており、ツーリング後には最適!ぜひバイク仲間とともに訪れてみてほしいスポットです。
また、ドライサウナとミストサウナもあるので、サウナ好きの方にもおすすめです。
道の駅 いちかわ
WEBサイト https://www.michinoeki-ichikawa.jp/
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「道の駅 いちかわ」は、2018年にオープンした比較的新しい道の駅です。東京外環自動車道「市川北IC」を降りてすぐ、国道298号線沿いにあります。
都心から近い道の駅でわかりやすく、ツーリングの集合場所にもおすすめです。
道の駅周辺には多数の史跡がありますので、観光途中の休憩で訪れる方も少なくありません。都心に近いこともあり、特に休日・祝日はたくさんの方で賑わっています。
キッチンカーを目当てに!
「道の駅 いちかわ」では、期間限定でキッチンカーが出店されています。日によって、2件から多い日で7件ほどのキッチンカーが出店しており、クレープやたこやき、ラーメンなどのキッチンカーがあり、なかには移動式美容室という珍しいものもあります。
公式サイトにキッチンカーの出店スケジュールが掲載してありますので、訪れる際はスケジュールを前もって確認しておくのがおすすめです。
珈琲好きにおすすめ「いちcafe珈琲焙煎処」
道の駅内にある「いちcafe珈琲焙煎処」は、店内に珈琲関連のツールや珈琲豆などが並ぶ、とてもお洒落で落ち着いた雰囲気のカフェです。自分の好みの豆を選んで、焙煎したての珈琲を味わうことができます。
珈琲豆の販売もしており、珍しいものだと限定1キログラムしか販売されない珈琲豆も置いてあります。
珈琲好きなライダーの方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
道の駅 南房パラダイス
WEBサイト https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/19144
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県道257号線、房総フラワーライン沿いにある「道の駅南房パラダイス」は、ハワイアンな雰囲気を味わえる珍しい道の駅です。
駐車場は100台以上停められる広いつくりになっているので、大人数でのツーリングでも安心して入れます。
海に面しており、展望スポット・展望フロアがあるので写真撮影にもおすすめです。
お土産にハワイアンフードがおすすめ!
「道の駅 南房パラダイス」のお土産コーナーは、高速道路のサービスエリアのような作りになっており、ハワイから直輸入したハワイアンフードや雑貨が多数販売されています。
販売コーナー奥にある「モアナガーデンカフェ」では、ハワイのファーストフード「サイミン」や「ロコモコ」を、グァバやマンゴーを使用したトロピカルなドリンクと一緒に楽しめます。
「アロハガーデンたてやま」でさらに南国気分を味わおう!
道の駅に隣接する「アロハガーデンたてやま」は、千葉県内最大規模の動植物園です。園内には長さ300mの連続温室や高さ20mの大温室があり、南国の花ハイビスカスやブーケンビリアなど、原色が美しい色とりどりの花を楽しめます。
園内中央フラテラスにはフラステージが常設されており、毎週末と祝日にはフラダンスやタヒチアンショーが催されていますので、南国気分を満喫してみてはいかがでしょうか。
道の駅 水の郷さわら
WEBサイト http://www.e-sawara.com/
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「道の駅 水の郷さわら」は利根川に近い、国道356号線沿いにある道の駅。隣には「川の駅 水の郷さわら」があり、駐車場が広いので休憩スポットにおすすめです。
利根川でアウトドア体験!
「道の駅 水の郷さわら」では、要予約で利根川の遊覧船やカヤックなどのアクティビティが体験できます。レンタルのモーターボートやマリンジェットもありますので、ツーリングと併せて楽しんでみてはいかがでしょうか。
歴史情緒溢れる町でタイムスリップ
「道の駅 水の郷さわら」がある町「佐原」は「北総の小江戸」とも呼ばれ、川沿いには当時の木造建築が並んでいます。歴史的な景観が保存されており、関東初の「重要伝統的構造物群保存地区」に認定されています。
バイクで走ることも可能なので、江戸文化の残る水運の町をゆったりとツーリングすれば、タイムスリップしたような気分を味わえるでしょう。
道の駅 保田小学校
WEBサイト https://hotasho.jp/
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「道の駅 保田小学校」は冨津館山道路「鋸南保田IC」からすぐにあります。廃校になった小学校の教室・体育館・校庭をまるごと再利用した珍しい道の駅です。
校庭が駐車場として再利用されており、バイクの駐輪場も用意されています。車は入れないようになっているので、道の駅が混雑していても安心して入れるでしょう。
保田小学校の給食を再現!
道の駅内には飲食スペースが多数設けてありますが、中でも昔ながらの給食スタイルで食事を提供する「里山食堂」がおすすめです。懐かしのコッペパンや鯨の竜田揚げが、小学校時代の懐かしい気持ちを思い出させてくれます。若い世代のライダーにとっては珍しさもあり、おもしろい体験ができるでしょう。
保田小給食は数量限定となっており、営業時間も11~15時までですので、早めの時間帯に訪れることをおすすめします。
遠方からのツーリングでも安心安全!
「道の駅 保田小学校」の旧校舎2階には、教室をそのまま活かした宿泊施設が用意されています。宿泊施設への通路である廊下は、宿泊施設利用者以外立ち入り禁止となっていますので安心です。
2階には浴場「里の小湯」があり、宿泊時に便利な浴場が設置されています(有料)。夏場には日帰り入浴も可能なので、ツーリングでかいた汗を流すのもおすすめです。
小学校内部はきれいに塗装し直されていますが、構造はまさに小学校そのまま。宿泊施設以外にも、音楽室や美術室、家庭科室などがあり、まさに小学校当時に戻ったような気分を味わえるでしょう。
通過点ではなく、目的地として訪れるのもおすすめです。
まとめ
今回は、数ある千葉県の道の駅から、おすすめスポットなどをご紹介しました。房総半島にある道の駅を中心にご紹介してきましたが、潮風やきれいな海を眺めつつ走るツーリングは最高!ぜひ、次回のツーリング計画を立てる際に役立ててみてはいかがでしょうか。