静岡県の東端に位置する伊豆半島は関東エリアからのアクセスに優れることもあって多くのライダーさんがツーリングを楽しむ地域として有名なスポットです。
GWは終わってしまいましたが、梅雨入りするまでの間、穏やかな気候は続いていきますので、今回の記事では充実したツーリングライフを満喫するための伊豆半島おすすめの立ち寄りスポットをご紹介していこうと思います。ぜひ最後までご覧になってください!
伊豆半島のおすすめツーリング立ち寄りスポット9選!
伊豆半島をツーリングする際にぜひツーリングルートの中に盛り込んで欲しい立ち寄りスポットは以下の10ヵ所です!
- 起雲閣【熱海市】
- 伊豆山神社【熱海市】
- 大室山【伊東市】
- 伊豆ぐらんぱる公園【伊東市】
- 竜宮窟【下田市】
- 沼津港【沼津市】
- 三島スカイウォーク【三島市】
- 竹林の小径【伊豆市】
- 浄蓮の滝【伊豆市】
それでは以下からそれぞれの立ち寄りスポットの魅力を余すところなくお伝えしていこうと思います!
起雲閣【熱海市】
1つめに紹介するのは熱海市の”起雲閣”です。元々は富豪である内田信也の別荘(内田別邸)として建造され、その後、根津嘉一郎の手を渡り、更には桜井兵五郎の手に渡ってからは旅館として利用されるという、3人の富豪とともに歴史を刻んできた由緒ある建造物です。
熱海を代表する宿として多くの宿泊客を迎えましたが、現在は歴史的・文化的遺産として熱海市所有の下、観光拠点となっています。当時から多くの人々を魅了した建物の意匠や緑豊かな庭園は圧巻の一言です。
伊豆山神社【熱海市】
源頼朝と北条政子が恋に落ちたという伝承から縁結びにご利益があると知られている神社が”伊豆山神社”です。本殿は多くの石段を上った先にあり、海抜170mの地点にある境内からは熱海市街と相模灘の素晴らしい眺望を望むことができます。
参道の階段を800段ほど下った海抜50mほどの地点には外宮の跡地があり、そこから更に伊豆浜に下ると湯の神様が祀られている走湯神社もあります。この神社は伊豆の地名の由来ともいわれています。
大室山【伊東市】
標高580mあり伊豆・伊東・伊豆高原エリア一帯のランドマークとなっているのが”大室山”です。大室山は休火山であるため、車椅子の方でも利用可能なリフトで山頂に登頂することも可能となっており、直径約300mの噴火口を間近で望むことができます。
また、山頂部は火山口跡を周遊できるように遊歩道が整備されており、富士山をはじめとした360度のパノラマを楽しむことができるようになっています。また、山頂部の景色は季節が変わる毎にその姿を変化させてくれるため1年中楽しむことができるのも魅力の1つです。
ツーリングで訪れるライダーさんにとってはバイクを停めておく場所があるかも気になるかと思いますが、山麓部には駐車場がきちんと整備されているので安心です。観光施設も揃っていますのでランチにお土産探しなども楽しめます。
伊豆ぐらんぱる公園【伊東市】
広大な敷地の中にさまざまなアトラクションが点在し、子どもはもちろん大人の方でも楽しむことができるレジャースポットが”伊豆ぐらんぱる公園”です。
特に、高さ11.4m・幅10m・長さ30mにも及ぶ国内初の木製で建造された船型立体迷路「KAIZOKU」は大人だからといって簡単に突破できることはなくチャレンジ精神をくすぐること間違いなしです。
コースのリニューアルも定期的に行われているためリピーターの人であっても何度でも楽しめる点も魅力の1つです。上下左右・縦横無尽に動き回ってゴールできたときの達成感は大人の方であっても満足できるものです。
竜宮窟【下田市】
海の浸食作用によって形成された大型の洞窟の天井が一部崩れたことで直径50mにも及ぶ天窓が開いているのが”竜宮窟”です。ここまで大きな天窓は伊豆の中でも最大級であり自然が時間をかけて作り出した姿は圧巻の一言です。
洞窟の壁面には海底火山が噴出した際に積もった火山礫(かざんれき)が美しい層を成しており、天窓を貫くように届いてくる太陽の光と洞窟の底を満たす青い海水のコントラストも相まって、洞窟全体が神秘的な雰囲気を醸し出しています。
また、洞窟周囲の歩道整備などもきちんと行われているため天窓部分から洞窟の内部を覗くことも、洞窟内部を散策することも可能となっています。自然のパワーを感じたいと思った方はぜひ訪れてみてください!
沼津港【沼津市】
国土交通省の「みなとオアシス」にも認定されている”沼津港(ぬまづみなと)”は、新鮮な海鮮料理が楽しめる飲食店街が建ち並んでおり、この他にも地元の特産品が販売されている店舗も集まっているため、観光施設として充実しているの一言です。
みなとに並んでいる飲食店は実にバラエティーに富んでおり、海鮮料理をバイキングで食べられる店舗に、干物料理を提供する店舗、海鮮丼として提供する店舗と魚介類を「これでもか!」とさまざまな方法で味わうことができます。
この他にも「沼津魚市場INO」では施設そのものが港だからこそ競りを体験できるとあって見どころの1つとなっています。港をあらゆる面から深く知れること間違いなしです!
三島スカイウォーク【三島市】
全長400mにも及ぶ日本一長い歩行者専用の吊橋として知られているのが”三島スカイウォーク”です。三島スカイウォークが位置する三島市笹原新田からは絶景を望むことができていた一方で、整備が進められずにいたため十分に景色を楽しむことができず、その景色を多くの人に知ってもらいたいという想いから吊橋建設の計画が立った歴史を持っています。
「ちなみに」の話になりますが、三島スカイウォーク、正式名称は「箱根西麓・三島大吊橋」といいます。三島を知ってもらうと同時に、箱根西麓を知ってもらいたい願いで名が付けられましたが正式名称では長くて親しみにくいという声が上がり、代わりとなる愛称を公募した結果「三島スカイウォーク」と呼ばれるようになりました。
吊橋の上から望む絶景は圧巻の一言ですので、空を歩いている気分になって楽しんでもらえればと思います!
竹林の小径【伊豆市】
修善寺温泉街の中心部を流れている桂川沿いにある散策路が竹林の小径です。竹林が作り出す美しい道は伊豆以外にも日本の各地にありますが、伊豆にあるこの竹林はミシュラン・グリーンガイド・ジャポンにて2ツ星を獲得しています。
竹林の小径の途中には木製の円形ベンチが置かれており、このベンチに座って上を向くと竹林の間から覗く青々とした空を眺めることができます。この他にもギャラリーや甘味処も設置されており単に遊歩道を歩くだけでない楽しみ方をすることができるようになっています。
「伊豆の小京都」と称されながらも京都の嵐山に負けず劣らずの美しい竹林を楽しむことができますので、日本の古くから伝えられる美しさに触れたくなった際にはぜひ伊豆にも足を運んでみてください!
浄蓮の滝【伊豆市】
日本の滝100選にも選出され、玄武岩の崖を高さ約25m、幅約7mに亘って流れ落ちる名瀑が”浄蓮の滝”です。滝の周囲には、「ハイコモチシダ(別称:ジョウレンシダ)」という植物が自生しており群生地も形成しています。このハイコモチシダ、日本では伊豆半島と熊本県のみで自生が確認されている珍しい植物でもあります。
滝の入口には観光センターも設置されており、この中のレストランで食事をすると天城産の生ワサビの食べ放題を体験することができます。名物となっている「わさびソフトクリーム」もぜひ味わってもらえればと思います!
まとめ:伊豆半島は立ち寄りスポットもワインディングルートも豊富!
ここまで伊豆半島にツーリングした際に立ち寄ってもらいたいおすすめスポットをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
伊豆の各所に立ち寄りスポットが点在していますが、各スポットに向かうまでにはアップダウンのもの、緩やかなコーナーが続くもの、タイトなコーナーが連続するものなど、ライダーさんにとって楽しみとなる大小さまざまなワインディングコースもあり、ツーリングは益々楽しみになること間違いなしです!
梅雨を迎えるまでにはまだまだ時間がありますので、ぜひこれからのツーリングを楽しむための参考にしてもらえれば嬉しいです!