愛車を手放す際、少しでも高く売りたいと考えるのは当然のことです。しかし、バイク売却にはいくつかの注意点があり、ポイントを押さえておかないと後悔するケースも少なくありません。「思ったより安くなってしまった」「手続きでトラブルになった」などの失敗を防ぐために、バイク売却時に押さえておきたい注意点や、査定額をアップさせるコツを徹底解説します。
これからバイクを売る予定の方や、少しでも高く・安心して売りたい方はぜひ参考にしてください。
バイクの売却時のトラブルを防ぐためのポイント
バイクを売却する際に失敗しないようにするためにはいくつかの注意点があります。あらかじめこれらのポイントを抑えておきましょう。
事前に相場をチェック
バイクの車種や年式、走行距離ごとの買取相場は、事前にチェックしておくことが重要です。特にプレミアがついている絶版車や人気モデルの場合、相場を知らないと相場より大幅に安く買い叩かれるリスクもあります。
出張査定時はその場で即決しない
出張査定は便利ですが、「今すぐ売れば高く買います」「今日しかこの価格は出せません」といった即決を迫る業者には注意が必要です。その場で契約せず、必ず複数業者の査定額を比較してから売却を決めましょう。
特に高年式・人気モデルは、複数の業者を競わせることで数万円以上査定額が変わることもあります。
走行距離やカスタム状況は正直に伝える
査定時には走行距離やカスタム歴を正直に申告することが大切です。後から不正が判明すると、減額やキャンセルなどのトラブルにつながることがあります。
純正パーツを保管している場合は、査定時に一緒に提示することでプラス査定になる可能性もあります。
査定時に注意したいポイント
相場などを調べた上で、実際に査定に持ち込む際にも注意は必要です。
複数業者で査定を受ける
バイク買取業者によって査定額には大きな差が出ることがあります。
特に、輸出向けに高値で買い取る業者や特定メーカーに強い業者など、それぞれ得意分野が異なります。
一社だけの査定で決めるのではなく、複数業者に査定を依頼し、相場を把握することが重要です。
一括査定サイト利用時の注意
一括査定は複数業者の査定額を一度に比較できる便利なサービスですが、「査定依頼後に営業電話が何度もかかってくる」「強引な買取を迫られる」といったトラブルも報告されています。
トラブルを避けるためには、信頼できる一括査定サイトを選ぶことや、事前に口コミなどをチェックすることが重要です。
また、査定予約時に「電話ではなくメール希望」と伝えることで、しつこい営業電話を避けやすくなります。
高く売るための下準備と基本ポイント
少しでも高く売却するためには、下準備も重要です。
バイクの状態を整える
査定時の第一印象は非常に重要です。汚れたままの状態では、査定担当者も良い印象を持ちません。
外装を中心に、簡単な洗車やホイール・マフラー周りのサビ落としなど、見た目の印象を良くしておくことが高額査定への第一歩です。
特に以下の部分はしっかり清掃しておきましょう。
<清掃のポイント>
・タンクやカウルの汚れ・傷
・ホイールの泥汚れ
・シートの汚れや破れ
・エンジン回りの油汚れ
簡単なケアをするだけでも印象が大きく変わり、査定額アップにつながる可能性があります。
必要書類を揃えておく
バイク売却には以下の書類が必要です。事前に準備しておくことで、スムーズな取引につながります。
書類 | 備考 |
車検証(軽自動車届出済証) |
251cc以上は車検証、250cc以下は軽自動車届出済証または標識交付証明書 |
自賠責保険証 |
期限が残っていれば査定額アップも |
身分証明書 |
運転免許証など |
印鑑 |
場合によって必要 |
メンテナンス記録簿 |
整備履歴が確認できるもの |
整備記録や取扱説明書、純正パーツなども揃えておくと評価アップにつながることがあります。
売却価格を左右するタイミング
バイクの売却価格は、売る時期によって大きく変動します。中古バイク市場には需要が高まる時期と落ち着く時期があり、その波を把握することで、より高く売却できる可能性が高まります。ここでは、売却価格を左右するタイミングについて詳しく解説します。
春から夏はバイクの需要がピークに
一般的に、3月~5月にかけてバイクの需要が最も高くなると言われています。春は新生活のスタートやツーリングシーズンの到来で、バイクに乗り始める人が増えるタイミングです。中古車の流通量も増えるため、買取店側も在庫を確保するために積極的に買取を強化します。
さらに、ゴールデンウィークなど大型連休を控え、「バイクに乗って遠出をしたい」というニーズも高まり、相場全体が上昇傾向になります。
特に、250ccクラスや原付二種クラスなど、手軽に乗れる排気量のバイクはこの時期に最も高値がつきやすいです。
秋口も意外な狙い目
9月から10月も、春ほどではないもののバイク需要が上がる時期です。
夏の暑さが和らぎ、ツーリングに最適な季節になるため、「秋ツーリングに向けてバイクを探す」人が増えるのが特徴です。
この時期に売却を検討すると、需要と供給のバランスが取れた安定した査定額が期待できます。特に「ちょうど買い替えを考えているライダー」が増えるため、乗り換え需要とも重なり、買取店側も積極的に良い条件を提示する傾向があります。
冬は売却価格が下がる傾向
12月から2月にかけては、バイク需要が落ち込む時期です。
寒さが厳しくなると、バイクに乗るライダー自体が減るため、中古車の流通量も減少します。このタイミングで売却を行うと、買取業者としても在庫を抱えにくいため、査定額が低くなりやすいです。
また、冬季は「バイクを一時保管する」「来シーズンまで保管しておく」と考えるオーナーも多く、売却希望者自体も減るため、取引量自体が少なくなる時期と言えます。
モデルチェンジのタイミングにも注意
人気モデルや定番車種は、フルモデルチェンジや新型発売のタイミングでも相場が大きく変動します。
新型が発表されると、旧型モデルは相場が下落する可能性が高く、特に人気モデルほどその傾向が顕著です。
一方で、新型登場で「旧型の方が好き」といったコアな需要が生まれることもあるため、モデルチェンジ直後は相場の動きに注意が必要です。
まとめ
バイク売却で失敗しないようにするためには、事前準備や売却時期、業者選びが重要です。複数業者への査定依頼や相場確認を行い、即決を避けて慎重に比較検討することが失敗防止のポイントです。また、春や秋など需要が高まる時期を狙うことで、査定額アップも期待できます。さらに、洗車や簡単な整備で第一印象を良くし、純正パーツや整備記録を揃えることで評価向上につながります。愛車を納得の価格で売却するために、基本のポイントを押さえておきましょう。