バイクを高く売るコツ

温かい日と寒い日を繰り返しながらも、少しずつ暖かな日が増えてきている今日この頃。ライダーの皆さんにとってはツーリング日和になりつつあり、晴れた日には「ぜひツーリングに出掛けよう!」と思われるのではないでしょうか?

ツーリングの魅力は走行中の風を受ける体感や、ツーリングの途中で楽しむ観光施設やグルメなど、さまざまあります。

今回の記事では、そんな中でもゆったりと下道を走行する”トコトコツーリング”の魅力を、関東圏内のツーリングにおすすめの下道コース10選を交えながら紹介していこうと思います。トコトコツーリングにおすすめのバイクも取り上げていきますので、ぜひ最後までご覧になってください!

下道ツーリングの魅力

まずは下道ツーリングの魅力についてご紹介していこうと思います。下道ツーリング(トコトコツーリング)の代表的なメリットには以下の4つが挙げられます。

  • 観光施設など気軽に立ち寄ることができる
  • 走行するルートの中には走りがいのある下道も
  • お金があまり掛からない
  • 下道を走行するバイクに決まった制限がない

それぞれに関して詳しくご説明していきます。

観光施設など気軽に立ち寄ることができる

下道ツーリングの醍醐味ともいえるのが、気軽な立ち寄りができることです。外に目を広げながら下道を走っていると、ときには目に留まるような気になるスポットがあると思います。

高速道路を走行しているとなるとインターを降りて、目に留まった場所を探し出す必要がありますが、下道であればそんな必要もなくすぐに立ち寄ることができます。

加えて、車でドライブをしているとなると駐車場を探さないといけない手間もあるかと思いますが、バイクであれば駐車のためのスペースも車ほど必要としないため、これもまた気軽に立ち寄りやすいものだといえます。

走行するルートの中には走りがいのある下道も

高速道路の場合、道路がきちんと整備されており、かつ走行距離が長距離になるため、バイクの走行を楽しむライダーさんにとっては走行感覚の変化が少なく、物足りなさを感じてしまうのではないでしょうか?

目に飛び込んでくる景色も単調となりがちですので、そういった面でも物足りなさ・飽きを感じてしまうこともあるかと思います。

しかしながら、下道ツーリングの場合には、整備が十分でないルートやカーブが連続しているルート、アップダウンの激しいルートなど、走行感覚が絶えず変化する下道を走行できる機会もあり、走りがいを感じさせてくれるものとなっています。

お金があまり掛からない

高速道路は長距離移動に非常に適しているといえますが、どうしても高速料金が発生してしまいます。下道ツーリングを楽しむライダーさんの中には事実、「あまりお金を掛けたくないから」という理由をお持ちの方もいらっしゃいます。

下道ツーリングの方が観光施設等に立ち寄りやすいと先に説明しましたが、そのような贅沢をせずにツーリングを楽しむ場合には、ツーリングの費用はガソリン代だけで済みます。

仮に昼食代を含めたとしても5,000円も掛からずに下道ツーリングを楽しめるかと思います。

下道を走行するバイクに決まった制限がない

高速道路を走行する場合、道路交通法によって排気量が150㏄以上のバイクで走行することが義務付けられていますが、下道ツーリングであればどのようなバイクであっても走行可能です。

ご友人とツーリングする場合、排気量の都合で一緒に楽しむことができないという可能性もあるかと思いますが、下道ツーリングであれば問題なく、誰もが自由に楽しむことができます。

関東の下道ツーリングおすすめルート9選!

下道ツーリング(トコトコツーリング)の魅力をご理解いただいたら、実際に関東圏内で下道ツーリングにおすすめのルートを9選、ご紹介していこうと思います!

ぜひ関東圏内でツーリングルートをお探しの方は以下10個の下道ルートも検討なさってみてください!

  • 国道134号
  • 国道158号
  • 流山街道
  • 彩甲斐街道
  • 国道16号
  • 国道357号
  • 横浜エリア
  • 房総半島
  • 日本ロマンチック街道

それぞれの下道ルートの魅力を更に掘り下げていきましょう。

国道134号

国道134号は湘南エリアの海岸線を走っています。潮風を感じながらツーリングを楽しめることはもちろん、西方面に走っていけば壮大な富士山の姿を走行中にも望むことができます。

ハイシーズンともなると渋滞してしまうことがありますが、江ノ島・大磯間を走る海岸線の道路が4車線化されたことによって以前よりも随分と走りやすくなりました。

そして、その先には小田原、熱海、箱根が続いており潮風を浴びながらの海岸線のツーリングだけでなく、さまざまな観光施設も楽しむことができる魅力ある下道ルートとなっています。

国道158号

国道158号は長野県の松本市と岐阜県の高山市奥飛騨エリアとを結ぶルートです。このルートをそのまま進んでいくと、富山を抜け、金沢まで行くことができます。

山の中の下道ルートだけあって山々の自然を感じながらツーリングを楽しむことができます。

そして、山間のルートとなると道を抜けるのに時間を要するのではないかと感じる方もいらっしゃるかと思いますが、そのような心配は無用です。なぜならば高速道路を利用した場合よりも200km近くショートカットをできる下道でもあるからです。

山間の自然を感じながらもしっかりとツーリング計画を練ってさまざまな場所に立ち寄ろうとお考えの方にオススメだといえます。

流山街道

千葉県の松戸市から江戸川沿いに道が続いていき、流山市、野田市を経て茨城県の結城市へと通じているのが流山街道です。

街道としての歴史がある場所であり、昔の人々の暮らしの様子を感じることのできる道となっています。

街道の立ち寄りスポットとして古くから伝承されている産業の史料館や宿場跡などがあります。現在では地域住民が利用する一般道路としても機能している側面もありますが、この街道を抜けた後には何か懐かしさを感じること間違いなしです。

彩甲斐街道

埼玉県の熊谷市から秩父を経由して山梨県の富士川町へと続いているのが国道140号であり、別名、彩甲斐街道(さいかいかいどう)とも呼ばれるルートです。

彩甲斐街道は自然に囲まれたルートであり1年を通して美しい自然の姿を望むことができますが、これ以外にも埼玉県内最大のダム(滝沢ダム)といった自然の中に整然と位置する人工物も見ることができます。

滝沢ダムには駐車場も整備されているため、バイクを停めてダム湖の周囲を散策することも可能となっています。雄大な自然の雰囲気を走行中のバイクの上だけでなく、よりゆったりと歩きながら感じてみてもらえればと思います。

国道16号

三浦半島、横須賀、横浜を抜けて関東平野を一回りできる国道16号は道を抜けていく地域によって、その場所独自の雰囲気があり、走行中も飽きがくることがありません。

軍港に米軍基地、田園地帯に工業地帯など走る場所によって目に飛び込む風景が変化するのは「走行中に味わえる体感こそツーリングの醍醐味だ!」と感じていらっしゃるライダーさんにとって魅力的であること間違いなしです!

国道357号

国道357号は京浜工業地帯から京葉工業地帯へと続いている工場地帯を走っている湾岸道路です。

これまでに紹介した下道ルートは自然の美しさを感じさせる場所が多かったですが、国道357号はたくさんの人工物が建ち並ぶ圧巻の姿を見ることができます。

しかしながら工場地帯である分、昼間などはトラックも頻繁に走行しています。ツーリングをお考えの際には夜間がオススメですし、工場地帯が煌々と輝いている姿を目に映してもらえればと思います。

横浜エリア

横浜港周辺のルートもツーリングを楽しむライダーさんにとって人気の高い場所となっています。

これまでに紹介した下道ルートよりも横浜エリアでのツーリングは充実した観光エリアを楽しめることが最大の魅力ではないかと思います。

海外の文化を早くから取り入れて街づくりが進められてきた横浜の姿を見るだけでも非常に楽しめる場所であるといえます。

房総半島

千葉県に位置する房総半島。首都圏からの近さもあって多くのライダーさんがツーリングに訪れています。また、さまざまな場所をツーリングしてきた玄人ライダーさんの声を聞くと、房総半島を走行中に見る景色はどこか懐かしさを感じさせると語ってくれます。

それほどに日本の代表的な田園風景が続いている場所でもありますので、まだ訪れたことのない方はぜひ足を運んでみてもらえればと思います。

そして、内房や外房の海岸線のルートに目が向きがちかと思いますが、内陸に延びている道もライダーさんにとって走りごたえを感じさせてくれるカントリーロードとなっています。首都圏近くから自然の豊かさを感じたい際にも、ぜひ足を運ばれてみてください。

日本ロマンチック街道

長野県上田市から群馬県の草津町、沼田市を抜けて栃木県の日光へと続いていくのが日本ロマンチック街道です。

常に田園風景を望みながらツーリングすることができ、自然の豊かさを感じたい方には非常にオススメの場所です。また、途中には温泉なども立地しており、立ち寄りもしやすくなっているため、ご友人と一緒にツーリングを楽しんだり、一人でふらっと足を運んだり、さまざまなケースで楽しむことができる場所となっています。

まとめ

下道をゆったりと走行する下道ツーリング(トコトコツーリング)の魅力と、関東圏内でトコトコツーリングを楽しむ際のおすすめルート9選をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

「今からでもツーリングに行ってみたい!」と感じていただけたでしょうか?これから益々ツーリングを楽しみやすい季節に移行していきますので、ぜひ休日の計画を立てて充実したツーリングライフを楽しんでもらえればと思います。